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企業から見て株価上昇が嬉しくない理由を大前研一氏が解説(週刊ポスト)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/876.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 03 日 08:41:15: igsppGRN/E9PQ
 

企業から見て株価上昇が嬉しくない理由を大前研一氏が解説
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150403-00000006-pseven-bus_all
週刊ポスト2015年4月10日号


 東京株式市場で株価の上昇が続いている。だが、浮かれている場合ではない。企業から見ると、株価が上がるのはどう見えているのか。実は嬉しくない、という実情を大前研一氏が解説する。

 * * *
 今、多くの日本企業を悩ませているのが、株の配当金の問題だ。かつて配当金は額面50円の1株あたり2円とか5円というように、額面に対して配当していた。機関投資家の影響力が弱かったからである。

 また、昔は「配当性向」という言葉があった。利益の3分の1を配当に回すと、配当性向33%ということになる。これらはいずれも企業側の論理だとみなされるようになった。

 今は配当性向という言葉を使ったら、株価が下がってしまう。機関投資家が額面や利益ではなく、「時価」に対して配当することを要求するからだ。つまり、投資家側の論理に沿って配当することが求められるようになったわけで、よほどの成長企業でない限りは「時価の3%」がグローバル・スタンダードになってきている。これは企業からすると、非常にしんどいことである。

 にもかかわらず、現在、多くの企業は多大な犠牲を払って3%以上を維持している。なぜなら、機関投資家は3%程度の配当があれば、業績の見通しがあまり芳しくなくても「売り逃げない」からだ。

 言い換えれば、今や企業から見ると、株価が上がるのは嬉しくないことなのだ。なぜなら、株価が上がれば上がるほど、配当を増やさねばならないからである。企業にとって時価の3%以上の配当を出し続けるというのは大変な重圧であり、恐怖の物語でしかないのだ。

 しかも、株価が「企業が未来永劫永続した時に将来生み出すであろう富の現在価値」である以上、これから日経平均株価が2万円を突破したとしても、それは日本企業の身の丈に合っていない“偽りの相場”にほかならない。

 

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コメント
 
01. 2015年4月03日 10:34:13 : bfiJIUelwU
正しい考察だ。企業にとってはマイナスだ。今のように円安が止まると、なおつらい。

02. 2015年4月03日 12:17:30 : FukSluggek

>企業から見ると、株価が上がるのは〜実は嬉しくない
>多くの企業は多大な犠牲を払って3%以上を維持している。なぜなら、機関投資家は3%程度の配当があれば、業績の見通しがあまり芳しくなくても「売り逃げない」

言っていることがおかしい

株価が上昇して、売り逃げが発生するということは、単に投資家が入れ替わっているというだけのこと

自分の経営手腕に自信がある経営者なら、投資家の「売り逃げ」、つまり株主の入れ替わりなど怖れる必要がないから、別に配当性向を無理に1/3以上にして3%を維持する必要などない

ただし自信がない経営者は、自分の地位の保全のために、自分を支持する既存の株主に迎合するから、株価が上がって欲しくないなどという、支離滅裂なことを言う

この人は経営以外に関して、特に金融経済に関しては、変な論考や間違いが多い



03. 2015年4月03日 21:05:49 : PHkuSka9vI
泳がされ 利益吐き出し コケにされ

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