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この先、負担はどれだけ増えるのか(C)日刊ゲンダイ
値上げ続々 “地獄の新年度”家計負担の驚愕シミュレーション
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/158564
2015年4月2日 日刊ゲンダイ
4月1日から庶民の家計が一段と厳しくなった。軽自動車税は5割増しになり、食料品は値上げラッシュ。国民年金保険料など社会保障費も続々と引き上げられ、逆に子育て給付は7割もカットされる。この先、負担は一体どれだけ増えるのか――。
今月、カゴメが約25年ぶりにケチャップの値上げに踏み切ったが、来月はカレールーの値上げが控えている。生活必需品の値上げはまだまだ続くと覚悟しておいた方がいい。
また今月から、年金額の伸びを物価や賃金の伸びより抑える「マクロ経済スライド」も発動された。いわば“年金自動カット装置”だ。6月に支給される4月分から、国民年金を満額受け取っている人は月約600円減らされる。厚生年金(67歳以下の夫婦の標準的なケース)も月約2000円の圧縮だ。恐ろしいのは、これから毎年、削減され続けることだ。30年後には国民年金は3割、厚生年金は2割も減ってしまう。
社会保険料と介護分野の負担増もズラリだ。年金保険料は17年まで毎年0.354%ずつ上がり続け、家計を圧迫していく。また今年8月から、年金収入280万円以上の高齢者は介護サービスの自己負担が1割から2割に上がる。
「生活マネー相談室」代表でファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子氏にこうした負担増がいくらになるか試算してもらったところ、17年までの4年間で、年収700万円で約10万円も負担が増えることが分かった(別表参照)。
■年収500万円世帯は年43万円負担増
「家計の見直し相談センター」の藤川太氏のシミュレーションにもギョッとさせられる。厚生年金保険料と健康保険料の負担増に「消費税10%」と「2%インフレ」を条件に加味して試算したら、2013年から2018年までの5年間の家計負担増は、年収500万円の標準的な世帯で年間43万円以上となったという。
八ツ井慶子氏に改めて聞いた。
「きょうから変わる税制と社会保障制度を見て、政府は本当に不公平だと思いました。日頃、私が家計相談に乗っている方の多くは爪に火をともすような生活をしています。そうした人にとって保険料の引き上げや軽自動車税の増税は過酷ですよ。その一方で政府は、結婚・出産・育児の贈与を1000万円まで非課税にしたり、法人税の実効税率を引き下げました。富裕層と大企業に恩恵が大きく、低所得者と高齢者にはダメージだらけの制度変更です」
庶民はますます節約に励み、景気は悪くなる一方だ。
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