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大塚家具、父・元会長が娘社長のパワハラ疑惑捏造か 父のパワハラ証拠映像が存在か
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150401-00010005-biz_bj-nb
Business Journal 2015/4/1 22:30 編集部
上場企業の経営権をめぐって父と娘が争うという異例の展開になっていた大塚家具。同社の株主総会が3月27日に開催され、父・大塚勝久会長を取締役から外すという会社側提案と、娘・久美子社長を排除する勝久氏の株主提案が激突。双方が株主の支持をめぐって委任状争奪戦を繰り広げたが、結果は久美子氏側が議決権の61%の支持を得て勝利した。
株主総会では母親で相談役の千代子氏も勝久氏を支持する立場から発言。「社員さんをいじめないでください。監視カメラを、あちらこちらにつけましたよね」と久美子社長を非難した。夫婦そろって娘を非難する姿には、出席した個人株主からも「もうやめろ」といったヤジが飛んだ。
理路整然と株主総会を仕切った久美子氏だが、社員をいじめているというのは本当の話なのだろうか。
両者の対立が始まった直後、複数の週刊誌に同時に、久美子氏によるパワハラ問題が掲載された。写真週刊誌の見出しは『鬼のパワハラ言動 社員たちの悲鳴』といったものだった。母親が総会で指摘した「いじめ」を報じたもののようにも見える。
だが、「真実は話がまったく逆だ」と大塚家具関係者のひとりは言う。社内でパワハラが問題になっていたのは久美子氏ではなく、勝久氏のほうだったというのだ。幹部社員を怒鳴りつけることもしばしばで、そんな父親の行動を、久美子氏が繰り返し問題にしてきたのだという。
2009年に勝久氏が久美子氏に社長を譲って以降、久美子氏は勝久氏に引退を迫っていた。ところがここ数年は逆に勝久氏が社長復帰に意欲を見せ始めており、2人の対立は幹部社員も知るところとなった。久美子氏はパワハラなど勝久氏の問題点を取り上げることで、勝久氏を引退に追い込もうとしていたようだ。パワハラの証拠集めをして、弁護士に意見書などをつくらせていた。
母親が総会で暴露した監視カメラは、実は勝久氏のパワハラの言動を収めるため久美子氏が設置していたものだという。実際、取締役会での勝久氏のパワハラまがいの暴言などが収められたビデオが存在するらしい。
●勝久氏側の情報操作か
それがなぜ、「久美子氏のパワハラ」に話が入れ替わったのか。久美子氏側が株主総会に向けて勝久氏のパワハラ問題を表面化させるのではないかとにらんだ勝久氏の側近が、先手を打って攻撃させたというのだ。仮にビデオが流出しても、パワハラはどっちもどっち、という印象を世間に与えることができると読んだのかもしれない。
週刊誌などに流れた久美子氏のパワハラ疑惑も、勝久氏側が流したものだったという。ただ、やり方が稚拙で同時に複数のメディアに情報が出たため、勝久氏側の情報操作であることがミエミエになり、結果的には株主にまったく相手にされなかった。だが、勝久氏側が最後の最後まで恐れていたというパワハラ映像の流出はなかったわけで、勝久氏側の意図は一応の効果があったとみることもできる。
勝久氏は会見で「1700人の社員は私を支持している」と自信を持って語っていた。だが、自由投票に持ち込んだ従業員持ち株会の投票結果は35%ほどの支持にとどまった。勝久氏に近い店長クラスが社員にかなり圧力をかけていたといわれるが、それでも40%は棄権だった。35%は、勝久氏が万が一勝った場合に報復されるのを恐れた幹部社員たちの投票だったという見方が広がっている。
(文=編集部)
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