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債務は罪、借金嫌いのドイツに米仏いら立ち−病的との声も
2015/04/01 14:44 JST
(ブルームバーグ):ドイツでは罪の意識を感じずにお金を借りることはできない。
イタリアのモンティ元首相はインタビューでドイツ語の「Schuld (シュルト)」について触れ、「ドイツ語では債務と罪は同じ単語だ」と話した。メルケル独首相の借金はしたくないという姿勢によって、ユーロ圏経済は低空飛行が続き、金融危機後の後遺症の克服が難しくなっているとモンティ氏らは批判している。
ロンドンにある欧州改革センター(CER)のサイモン・ティルフォード副所長は「ほとんど病的だ。ドイツは堅実な財政でインフレ率は極めて低い。資本ストックは数年にわたり摩耗している状況だ。政府はゼロに近い金利水準で借り入れることができるのに、それを拒んでいる」と指摘する。
1920年代にハイパーインフレーションで苦しんだ経験から経常黒字を積み上げようとする願いがこうしたドイツの借金嫌いにつながっているようだが、それが景気拡大の加速を望む米国やフランスといった同盟国をいら立たせている。
90年代初頭にドイツ政府の歳出の14%を占めていた公共投資は10%を若干上回る水準にまで減少してきている。世界経済フォーラム(WEF)の調査によれば、企業幹部らはここ10年でドイツのインフラの質が着実に低下していると報告している。
メルケル首相はなぜ財布のひもを緩めないのか。2017年の総選挙まで均衡予算の維持を目指す同首相は、刺激策なしでも景気は好調で、高齢化が進むドイツ社会には今、貯蓄が必要だと主張している。
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原題:Even With Money for Nothing, Merkel Still Reluctant to Spend(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Simon Kennedy skennedy4@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Hertling jhertling@bloomberg.net Zoe Schneeweiss
更新日時: 2015/04/01 14:44 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NM401H6TTDSB01.html
国債買い入れ、財務の健全性に留意=黒田日銀総裁
2015年 04月 1日 15:38 JST
[東京 1日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は1日午後の参院予算委員会に出席し、国債買い入れは財務の健全性に留意しつつ行っていると述べた。寺田典城委員(維新)への答弁。
総裁は長期金利急騰の有事への対応を問われ、「国債買い入れは日銀の財務に影響を与えるが、必要な政策」と指摘。「長期金利が急上昇しても、日銀の決算上評価損失は計上されない」と説明した。
また、国債買い入れは「2%の物価目標達成のために行っており、漫然と継続することはない」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0MS3EW20150401
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