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底なしの展開になってきた(東洋ゴム工業HPから)
東洋ゴム免震偽装底なし 本当に元課長代理の“単独犯”なのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158415
2015年3月28日 日刊ゲンダイ
東洋ゴム工業の免震偽装問題が、底なしの展開になってきた。過去に販売した免震ゴムのほぼ全てに偽装の可能性が出てきたのだ。
東洋ゴムが「これまで公表した以外の製品でも国の認定基準を満たしていない疑いがある」と公表したのは25日のこと。55棟に使用が確認された偽装免震ゴムだけでなく、より古いタイプの免震ゴムにもデータ改ざんが見つかったのだ。
このタイプはマンションや病院など129棟に使われており、現時点で51棟から偽装の疑いのある製品が見つかった。公表済みの55棟を含めると、免震偽装の疑いのある建物は計184棟。一気に3倍以上に膨らむのだが、驚くのはまだ早い。
新たに改ざんが見つかった製品も管理を任されていたのは、先の製品のデータを改ざんした50代の元課長代理ひとりだけ。社内調査を受け、「他の製品にも不正操作を行っていた」と認めた。
東洋ゴムの広報担当者は、「1990年代から250棟に免震ゴムを販売し、4棟を除いて全て問題の元課長代理が開発担当に携わっていた」というから、ほぼ全ての納入先の建物から偽装免震ゴムが見つかっても、おかしくない状況だ。
■問題発覚から2週間経っても処分なし
せっかく大枚はたいて購入した「耐震基準適合」のマンションが、3.11レベルの大地震に襲われればガタガタと崩れるかもしれないのだから恐ろしい。
課長代理は13年1月に異動するまで、ひとりで免震ゴムの開発担当を務めていたという。東洋ゴムの山本卓司社長は「高い専門性が必要で担当できる社員がひとりしかいなかった」「(課長代理の)上司に専門性がなく、事実上チェックできなかった」と説明していたが、こんな重要ポジションをクロスチェックなしで長年、放置していたのだから、どうかしている。
元課長代理は「納期をせかされ、焦ってデータを改ざんした」との趣旨の発言をしているというから、激務だったのは間違いない。会社側はそんな社員の窮状に長い間、気付かなかったのか。
問題発覚から2週間が経っても元課長代理はいまだ社内処分もされず、会社に籍を置いたまま。刑事告発など法的処置についても、「まだ何も決めていない」(広報担当者)という。
本当に偽装に関わったのは元課長代理だけなのか。不自然な点はあまりにも多い。
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