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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NLR2N36S972A01.html
(ブルームバーグ):パナソニック は車載や住宅関連事業の好調を受け、来期(2016年3月期)の営業利益が8年ぶりの高水準になるとの見通しを示すとともに、成長分野への戦略投資を拡大すると発表した。これを受けて27日の同社株価は一時前日比6.4%高となった。
午前9時34分現在、4.8%高の1590.5円と約3カ月半ぶりの高値水準で取引されている。同社が26日の経営方針説明会で配布した資料によると、来期の営業利益目標は4300億円で、08年3月期以来の高水準。ブルームバーグがまとめたアナリスト7人の予想平均、4088億円を上回った。売上高目標は8兆円。19年3月期の売上高目標については10兆円で据え置いた。
業績好調を背景に投資を前倒しで実行する方針で、成長が見込める領域で投資を加速させる。16日には米衛星通信サービスITCグローバルを買収すると発表したばかり。
パナソニックの津賀一宏社長は経営方針説明会で、今期で「事業構造改革は完遂した」と述べた。その上で企業向けや車載領域は大規模買収・合併(M&A)ができるとの認識を示した。同社は来期の投資額を4800億円、うち2000億円を戦略投資に充てる計画で、今後4年間にわたり戦略投資を1兆円まで拡大する。
野村証券の岡崎優アナリストは「事業規模を拡大していく中で、改善が続いてきた収益力をさらに強化していくことができるかが、今後の注目点」と説明会直後のレポートで述べた。
同社は先に普通社債4000億円を発行、4年ぶりに社債市場に復帰した。既発債償還のほかM&Aも含め自動車や住宅関連の成長戦略のために充てるとしている。
企業向けに重点
津賀社長は事業の重点を消費者向けから企業向けに移しつつあり、昨年4−12月期の車載事業の営業利益が803億円、住宅などを含むエコソリューション事業が757億円と、この2分野で全営業利益の半分以上を占めた。車載に関しては19年3月期の売上目標の70%にあたる1兆5000億円を受注済みだと同社長が説明会で明らかにした。
車載用電池事業では米テスラ・モーターズと進めるリチウムイオン電池の巨大工場「ギガファクトリー」に投資しており、20年までに年間で35ギガワット時相当のセルと50ギガワット時相当の電池パックを製造することを計画している。
住宅関連では横浜市内の工場跡地にスマートシティを計画、環境配慮型の商業施設や集合住宅を開発する。同計画地には米アップルのテクニカル・デベロップメント・センターが建設される。
パナソニックは20年開催予定の東京五輪でワールドワイド公式パートナーとして、映像音響機器、白物家電、電動自転車などのスポンサーに選ばれている。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 黄恂恂 xhuang66@bloomberg.net;東京 Pavel Alpeyev palpeyev@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net 中川寛之, 浅井秀樹
更新日時: 2015/03/27 09:54 JST
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