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久美子社長と両陣営支持者の株式保有割合(C)日刊ゲンダイ
大塚家具いよいよ株主総会 自信強める父会長の“秘策と勝算”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158386
2015年3月26日 日刊ゲンダイ
27日開かれる「大塚家具」の株主総会。午前10時からスタートする株主総会は、父と娘が公の場で直接対決し、ロングランになると予想されている。ドロ沼となった戦い、どちらが勝つのか。
株主総会は、娘の大塚久美子社長(47)が議長として進行を仕切り、創業者である父の大塚勝久会長(71)が株主提案者として出席する。マスコミは会場に入れず、モニターを通して取材することになる。
総会では、勝久会長が発言する予定だ。久美子社長の経営方針を批判する可能性が高く、大荒れになるのは間違いない。久美子社長は「会社提案」として、勝久会長は「株主提案」として、お互いに相手を会社から“追放”する提案をしている。
どちらが過半数を奪うのか、まったく見えない状況だ。総会を前にした委任状争奪戦(プロキシファイト)は、ほぼ互角。勝久サイドは、すでに29.7%を固め、久美子サイドは20.5%の支持を集めている。
「久美子さんは、本社に“ウオールーム”と呼ばれる対策室をつくり、勝久さんは、霞が関の高層ビルに事務局を置き、それぞれ株主に働きかけています。久美子さんが期待するのは、金融機関・外国人株主(25%)、勝久さんは取引先企業(15%)と個人株主(17%)の支持獲得に力を入れています」(大塚家具関係者)
当初、外資系の「投資助言会社」2社が久美子氏支持を表明したことで、久美子社長が圧勝すると予想されていた。機関投資家は、助言会社の意見に従うことが多いからだ。日本生命(6.2%)や東京海上日動火災(3.4%)が久美子支持に回れば優勢になる。
■年内にもうひと勝負の可能性も
ところが、勝久会長は自信を深めているという。
「勝敗のカギを握る個人投資家(17%)は、こちらに流れてくる、と勝久会長は自信を強めているようです。『会社を支えるステークホルダーである“従業員”や“取引先”はこちらを支持している』と説明すると納得する人が多いらしい。実際、会社幹部や取引先は勝久会長を支持している。27日の株主総会でも『久美子社長には大塚家具にとって欠かせないステークホルダーの支持がない』と訴える方針。たしかに社員が面従腹背では、会社は動かない。個人投資家が勝久会長の支持に回る可能性はあります」(大手金融関係者)
たとえ、27日の株主総会で敗北しても、勝久会長は大株主として再度、臨時株主総会の開催を求めるつもりだ。
「久美子さんを支持している外資系ファンドは、10.3%の議決権を握っていますが、すでに6.12%分を売却している。さらに、久美子さんが押さえている大塚家の資産管理会社〈ききょう企画〉の保有株(10.2%)についても現在、勝久会長が訴訟を起こしている。判決によっては、久美子さん側の議決権は大きく減る。そのタイミングで臨時総会を開けば、勝久会長が勝利するでしょう。そうした事情は、株主も分かっています」(前出の大塚家具関係者)
株主総会でなにを話すのか。勝久会長の発言によって、個人投資家がどっと動く可能性がある。
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