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習近平国家主席(右)肝いりの投資銀行に欧州各国も参加を表明したが…(共同)
欧州が食いついた中国投資銀“毒まんじゅう” 勝又氏「融資焦げ付けば巨額の損失」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150326/frn1503261550002-n1.htm
2015.03.26 夕刊フジ
中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に英国、ドイツ、イタリアなど欧州各国が参加を表明したカラクリが明らかになった。中国融資の可否など意思決定の際に拒否権を行使しないと伝えたというのだ。だが、中国が主導する構図に変わりはなく、採算度外視の融資で巨額の焦げ付きが出る懸念も出ている。
AIIBの創設メンバーには東南アジア諸国連合(ASEAN)の全10カ国や中東諸国など計27カ国が決まっているほか、英独仏やイタリア、ルクセンブルク、スイスも相次いで参加表明。オーストラリアもAIIBへの参加へ「一歩近づいた」と現地紙が報じた。
参加国が増える舞台裏について米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は、中国側が融資の可否など意思決定の際に拒否権を行使しない意向を伝え、警戒感を示していたドイツなど欧州側が米国の制止を振り切る形で相次ぎ参加を表明したと報じた。
ただ、同紙も指摘するように、中国は拒否権を行使しなくても強い影響力を持つのは間違いない。出資比率は50%前後とみられ、本部は北京を予定するなど、他の国際金融機関と比べても一国の突出度合いは異常だ。
「そもそも中国の最初の狙いは日本が歴代総裁を出しているADBトップの座を奪うことだった。しかし、中国がADBの最大の融資先であることから実現するはずもなく、AIIB設立を企てた」(金融関係者)との声もある。
とにかく中国が主導権を握りたいという狙いで発足するAIIBだけに、融資の先行きが危険視されている。
週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は警告する。
「中国はAIIBを通じた投資で各国を屈服させ、勢力圏を拡大するという外交的な野望も抱いており、金融機関として当然のリスク計算もないまま採算度外視で融資する恐れがある。欧州各国はアジアのビジネスに食い込もうという思惑なのだろうが、うかつに参加して融資が焦げ付いた場合、責任を取らされて巨額な損害を被ることにもなりかねない」
“毒まんじゅう”は「食べたらキケン」か。
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