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(回答先: 中国人「爆買い」の影で、日本人の消費意欲は、増税ショックを脱していなかった(現代ビジネス) 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 25 日 12:50:05)
これまで中国政府の高関税政策とブランドメーカーの高価格政策(量より利益)で割高になっていた中国国内の欧州ブランド品は、先週18日のシャネルを皮切りに販売価格の引き下げに動いている。(このため上海のシャネルショップでは長蛇の列が発生)
ここ2年の日本における欧州ブランド品(ファッションや時計など)価格は急速な円安のなかで値上がりを続けてきたが、人民元の中国人にとって、日本円ベースの値上がりを跳ね返す“低価格”感であったことが、日本にやってきて日本の百貨店で欧州ブランド品を買い漁るという動きを誘った要因だった。
(香港での中国人欧州ブランド品爆買いも壮絶なものがあるが、こちらはブランドの価格政策が要因。ユーロ圏の来日観光客も、ユーロ高円安の影響で、母国で買うより日本で買う方が安いという現象も起きている)
中国政府は、中国経済の成長率が鈍化するなか、国内における小売りやサービスの成長を促進しようとしている。
今回の欧州ブランド品販売価格引き下げも、日本や韓国などの近隣諸国に流出している需要を国内に取り戻したいという中国政府の意向に沿ったものと見ることができる。
来日中国人向けビジネスを今後も拡大したいのなら、日本オリジナルの商品開発や観光資源開発により一層いそしむ必要があるだろう。
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