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サラリーマンとして実力をつけつつ、おカネを貯めたいなら、節約はしてはダメ。それはなぜ?(写真:saki/imasia)
たっぷり貯金したいなら、節約はするな 新入社員・20代の若手社員がやるべきこと
http://toyokeizai.net/articles/-/64220
2015年03月25日 井戸 美枝 :CFP®、社会保険労務士 東洋経済
某大手ウイスキーメーカーの「新社会人向けのメッセージ」が楽しみな季節になってきました。そう、伊集院静さんが新聞で書いていらっしゃるコラムですね。そんなイメージで、今回のコラムは若手のサラリーマンの読者を意識しつつ、綴ってまいりたいと思います。
■苦しくても、節約はするな
新社会人おめでとう。
これから社会に一歩足を踏み出す君たちに、次の言葉を贈る。
「節約はするな」
総務省統計局の調査によると、「新規学卒者の初任給額」は、全産業ベースの男性、女性を合わせた平均が18万7100円。
「え〜っ、たったのコレっぽっち」
そう思う人もいるだろう。でも、仕方がない。君たちは非常に大きなポテンシャルを持っている。が、会社側からすれば、そのポテンシャルは未知でもある。君たちが今後、どのくらい会社の利益に貢献してくれるのか、ほとんどわからないといっても良い。
だから、給料の発射台は、出来るだけ低く抑えようとする。会社としては、当然のリスク管理だ。
入社してすぐ辞表を持ってくる人がいる。
「これは自分が本当にやりたかった仕事ではない」
「会社のカラーに馴染めない」
いろいろ理由を付けて、会社を辞めようとする新人が後を絶たない。
また、辞めなかったとしても、会社が払う給料に見合った働きをしてもらえなければ、会社にとって、その給料は「払い損」になる。
厳しい言い方だが、これが現実だ。
■おカネは使ってこそ効力を発揮する
で、ここからが大事な話。
そんなこんなで、会社としては未知の存在である君たちに対して、勤続20年、30年で会社に多大な貢献をしている人たちと、同等の給料を払うことはできない。民間企業は何をするにしても、常に「費用対効果」が求められるからだ。実際にビジネスの最前線に立つようになれば、君たちもわかることだと思う。
しかし・・・・・・。
だからといって、いきなり節約に励むのも、お勧めできない。
確かに、節約は自分の努力が目に見える形で、自分のお財布の中身に効果をもたらす。
「あっ、今月はお給料が2万円も余った」というようにね。
単純に嬉しいだろう。そして、その2万円を、いくら長く預けても全く利息が付かない預金口座に、いそいそと預けてしまう。
そのおカネは、もはや死んだのも同然だ。
おカネは使ってこそ、初めてその効力を発揮する。
2万円を節約するために失われたチャンスは、節約によって得られた経済効果よりも、恐らく、はるかに大きい。
たとえば・・・社会人になって数カ月後、近況報告がてら学生時代の仲間と集まって、一杯やろうという話で盛り上がったのに、断ってしまった。
「呑み会に行けば5000円はかかるしな。節約、節約」
実にもったいない。この学生時代の友人は、君が勤めている会社にとって、未来のお客様になる可能性がある。その時の経済効果は、5000円じゃ済まないだろう。
「勉強会に誘われたけど、参加費1万円は高すぎる。やめておこう」。
勉強会は、君のスキルを高めてくれる効果があるだけでなく、そこで知り合った人たちが将来、君のビジネスを支えてくれる強力な人脈になる可能性がある。それをみすみす捨てようというのか!
「そんなことを言っても、初任給は18万円。生活費だけでカツカツなのに、どうやって節約せずに暮らせと言うの」
■副業を持て、いずれ起業につながるかも
その気持ちもわからないではない。地方から出てきて東京暮らしだとしたら、確かに18万円のお給料では厳しい。
そういう時は、収入源を増やそう。副業のススメだ。
それも、本業に差し障らない程度で、いくばくかのおカネを得られる副業を考える。
最近は、副業に対して寛容な会社が増えている。大手企業だと、副業に対して禁止規定を設けているところもあるようだが、アフィリエイトやネットトレードなど、インターネットを駆使すれば、副業規定があったとしても、グレーゾーンぎりぎりのところで収入源を増やすことができる。
いずれ、副業の収入が本業のそれを超えることがあるかも知れない。そうなったら、いよいよ起業のタイミングだ。
「あ〜あ、学生時代は自由で良かったな」恐らく5月の連休明けになると、そんな気持ちが強くなって、「五月病」になることもあるだろう。
でも、社会人は学生時代よりもはるかに自由だ。自分の責任において、自分が歩む道を自由に選ぶことができる。収入源も好きなように増やすことができる。
要は、やる気の問題だ。
そして、やる気は節約からは決して生まれて来ない。節約に知恵を絞るくらいなら、いかにして収入源を増やすかを、しっかり考えよう。
その時間が、君たちには十分ある。
な〜んて。一度、このコラムを真似してみたかったのですよ〜。
でもね、これからの時代、節約よりも収入源を増やすことの方が、より大事になってきます。
節約は、どれだけ頑張っても、給料を超える経済効果は得られません。でも、収入源を増やすことが出来れば、本業から得ている給料以上の経済効果が期待できます。どっちに頭を使った方が人生ハッピーか、と言われれば、それはもちろん後者でしょう。
やがて結婚すれば、単純に働き手は2人になります。専業主婦になりたいという女性も多いようですが、パートの範囲で結構なので、とにかく収入源を確保しておくこと。働き手が旦那さんだけの場合、奥さまがいくら一所懸命節約に励んだとしても、旦那さんの会社が倒産したら、完全なお手上げです。
それならば、奥さんもほんの少しで良いから働く。それがこれからの時代の家計リスク管理につながっていくのです。
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