ロンドン市場、金の値決め新方式開始 システム導入、電子化で透明性確保

　金の現物取引の中心であるロンドンで20日、電子システムを導入した新たな値決め方式がスタートした。ロンドン地金市場協会（ＬＢＭＡ）は、米取引所大手インターコンチネンタル取引所（ＩＣＥ）のシステムを使った値決めを採用した。価格形成過程の透明性を高めるのが狙いだ。

　現地時間の午前10時半と午後３時の１日２回算出する。英バークレイズや仏ソシエテ・ジェネラルなど６つの金融機関が顧客から集まった売値と買値を提示し、システム上で価格を調整し決定する。電子化されたことで公平性と透明性が確保されるという。

　これまでは金融機関が１日２回の電話会議で決めてきた。100年近く続いたが、ロンドン銀行間取引金利（ＬＩＢＯＲ）の不正問題などをきっかけに閉鎖的で不透明と問題視され、算出方法が見直された。

　20日午前の価格は１トロイオンス1171.75ドルだった。19日午後と比べて5.75ドル高かった。

［日経新聞３月２１日朝刊Ｐ．１９］

コメント
01. 佐助 2015年3月23日 22:08:00 : YZ1JBFFO77mpI : Oe68RghIXs 第三次金本位制の準備ですね 戦後の日本は、米国の顔色をうかがってドル国債を溜込み金保有を避ける。一ドル360 円は五分の一に暴落して、国益に甚大なる損失を与えたのです。 そこで、33 年のルーズベルト大統領にならい、金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の１万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、円は間違いなくドルとユーロと共に、25％の金を保有して、第三の基軸通貨となる。そして、現在進行形の第二次世界恐慌は、今回はドル・ユーロ・円(又は元)が、世界の75％の金とリンクすることで収束できる。 ニクソン大統領は、ドルの世界通貨の地位を守るため、ドルとキンとの交換を停止した。ニクソンに、ドルとの交換を拒絶されたキンは急上昇し、世界の75％のキンを温存したドルはキンとみなされ、かえって「ドル本位制」は強化された。 今回は，各国の通貨発行の限度として、保有しているキンの価値を使用するとキンの値上がりが予測される。日本の財務官僚は、明治の官僚と同様、キンの役割を過小評価すると、円が世界通貨の三極の一つにならない可能性もあるかもしれない。
02. 2015年3月24日 01:34:03 : snAc501eHi 株取引所みたいな取引所を設けないなら、同じでないかな？ 金融資本家によって、金の価格は決まります。 八百長相場です。
03. 2015年3月24日 06:58:43 : FqtvejvPfg 米国債子分のキンの取引新方式＝変更？ どちらの八百長かな。 利上げにひやひやのＦＲＢに有利にでしょうか？

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