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日本での「春節商戦」が本番を迎え、中国などからの団体客でにぎわう免税店
【ウイークリーワールド】「中国製」は信用できぬ…中国人観光客が日本に来て「爆買い」する理由
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150322/frn1503221045002-n1.htm
2015.03.22 夕刊フジ
2月の春節(旧正月、今年は2月19日)の連休中、日本を訪れた45万人を超える中国人観光客の、「爆買い」と呼ばれる購買力が大きな話題となった。日本製の医薬品や調理器具、家電が飛ぶように売れ、中国メディアによると、中国人観光客の消費額は60億元(約1150億円)に上ったという。家電では特に、洗浄機能付き便座が炊飯器を凌ぐ人気で、李克強首相も高い関心を示している。(北京 川越一)
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北京紙、新京報によると、李氏は3日から開催されている中国の国政助言機関、人民政治協商会議(政協)に出席している経済界や農業界の委員の討論に参加した。
席上、国家観光局前局長の邵●(=王へんに其)偉委員が「観光産業発展の潜在力をより一層発揮させ、さらに多くの産業の発展につなげることが必要だ」と発言したところ、李氏は「中国国民の消費水準は確実に上昇している」と述べた。
その上で、海外メディアが、中国人観光客が海外でこぞって便座を購入していると伝えていることに自ら言及。「中国国内でも生産できるだろう」と主張したという。
李氏は「開放的な態度で望むべきであり、貿易障壁には反対だ。消費者にはより多くの選択肢を享受する権利がある」とする一方、「中国企業はレベルアップが必要だ。もし国内にも同じような品質の商品があれば、競争力がより高まることになるだろう」と中国企業に奮起を促した。
すでに洗浄機能付きの便座を開発、販売している中国メーカーは存在する。実は品質も悪くないとされる。しかし、中国人消費者の間では、洗浄機能付き便座に限らず、中国製品を敬遠し、日本製の「安全性」を信奉する傾向が未だに根強い。
習近平指導部は腐敗撲滅を掲げると同時に、「三公消費」と称される政府機関の海外出張、公用車、飲食接待に規制をかけている。「倹約」や「民族主義」の象徴として国産品の使用を奨励。13年3月には、習近平国家主席の外遊に同行した彭麗媛夫人が、コートやバッグを国産品でまとめて脚光を浴びた。
2012年に明確化された「公用車を国産車に限定する」との政府方針が、有名無実と化していたことが判明するや、王毅外相が率先して中国の国産車「紅旗」を使用し始めた。現在は、中国人民解放軍も高級車の新規購入を禁止し、国産車に限定している。
昨年12月には中国民用航空局が中国の航空会社の国産機使用を奨励。医療の分野でも、当局は中国製の医療器具の使用を推進しようとしている。
しかし、食品を筆頭に、中国製品の安全性に対する不安はぬぐい切れていない。「国産旅客機には怖くて乗れない」との声もしばしば聞かれる。また、メンツと見栄を重んずる中国人消費者の「高級ブランド品」を好む傾向も、海外での「爆買い」の背景にありそうだ。
中国紙、北京晨報は中国人消費者に人気の日本米「ひとめぼれ」を例に挙げ、「新興の富裕層にとっては、社会的な承認を勝ち取るための一種のツールでもある。高いものばかり買い、正しいものは買わないという偏った消費文化の背後には、実は新興富裕層の身分構築における迷いと混乱がみてとれる」と分析。
「海外での大量購入という現状を転換するには、メーカーが質と安全性の防衛ラインをしっかり守り、市場の信頼を再び勝ち取り、消費文化を誘導し形成することが必要だ」と訴えているが。習近平指導部がいくら国産品を奨励してても、中国製品のイメージ向上、消費者の意識改革には時間を要しそうだ。
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