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日本郵政、USJ…2015年新規上場期待の厳選6社!
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150321-00000009-zuuonline-nb
ZUU online 2015/3/21 17:30
2015年の新規上場が予定される注目銘柄は、大型上場では日本郵政グループとUSJ、ネット系ではGunosyやランサーズ、バイオベンチャー系ではヘリオスやスバイバー等が挙げられる。このうち、高い収益性と将来性を併せ持った、USJが期待できる銘柄である。
KPMGあずさ監査法人の2014年・年間IPOレポートによると、2014年の新規上昇企業数は77社で5年連続の増加となった。リクルートHD <6098 > や西武HD <9024 > に代表される大型上場や、ロボットスーツのサイバーダイン <7779> 等の上場は記憶に新しい。2015年も新規上場企業数増加の流れは続くのであろうか?本稿では、2015年に新規上場が予定される銘柄のうち、注目銘柄をピックアップして見ていきたい。
■(1)大型上場「日本郵政グループ、USJ」
2015年の大型上場として有望視されているのが、日本郵政グループとUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)である。日本郵政の上場は2015年秋とみられ、純粋持ち株会社である日本郵政と、傘下の金融子会社であるゆうちょ銀行、かんぽ生命の2社が上場すると見られている。
2014年3月期決算では、日本郵政グループの経常収益(売上高に相当)は15兆2,401億円、当期純利益は4,790億円。ゆうちょ銀行の経常収益は2兆763億円、当期純利益は3,546億円。かんぽ生命保険の経常収益は11兆2,339億円、当期純利益は634億円であった。経常収益の4分の3をかんぽ生命で稼ぎ、当期純利益の4分の3をゆうちょ銀行で稼ぐ構造となっている。かんぽ生命の経常収益は昨年度のIPO銘柄ではトップのリクルートHDの1兆1,916億円の約10倍。生命保険最大手の第一生命保険 <8750> の売上高6兆450億円の約1.9倍であり、大型上場として注目を浴びることになる。
また、USJの2014年3月期売上高は、一部報道によると、売上高が959億円、営業利益は242億円、年間の入場者数は1,050万人である。ディズニーランドを経営するオリエンタルランド <4661> の2014年3月期決算では、売上高4,735億円、営業利益1,144億円であり、USJは約5分の1の規模にとどまるが、東京ドームと隣接する遊園地を経営する東京ドーム <9681> の2015年1月期決算の売上高832億円、営業利益112億円を上回る。
オリエンタルランドの時価総額が約3兆3,800万円ほどあり、東京ドームの時価総額は約1,100億円であることから、売上高と利益水準から推定して、数千億円単位の時価総額になることが予想される。USJ の初値時価総額は、2014年度ランキングトップのリクルートHDの1兆8,196億円には及ばないもの、2位の西武HDの5,474億円や3位のジャパンディスプレイ <6740> の4,624億円に匹敵する可能性はある。
■(2)ネット系「Gunosy、ランサーズ」
ネット系の企業の中で上場すると見られているのが、ニュースキュレーション/ソーシャルニュースアプリ「グノシー」を提供するGunosy(グノシー)である。Gunosy社の設立は2012年11月。ニュースアプリ「グノシー」のリリースは約2年前の2013年1月であるが、Gunosy社の発表によると、2014年9月に累計ダウンロード数が500万を突破している。
しかし、2014年8月29日付の官報に発表された決算を見ると、売上高3億5,900万円。売上原価87億円であるが、販売費および一般管理費が16億2,900万円であり、13億5,800万円の赤字を計上している。また、純資産は6億円強であり、上場時に今後の成長戦略を描けるかが重要になると考えられる。
また、クラウドソーシングの「ランサーズ」も上場すると見られているネット系の企業である。ネットを介して仕事の仲介を行うクラウドソーシングでは、2014年12月にクラウドワークス <3900> が既に上場している。クラウドワークスの公開価格は760円であったが、公開初日に73%高の1,316円をつけ、直近の終値でも公開価格を上回る1050円前後で推移している。を付けている。
MMD研究所の「クラウドソーシングの利用に関する調査」によると、ランサーズの会員数はクラウドワークスの約1.6倍の42万人。ランサーズの累計依頼金額はクラウドワークスの約2.2倍の384億円であり、ランサーズがIPOを行えばクラウドワークスを超える株価の上昇を見せる可能性はある。
■(3)バイオ系「ヘリオス、スパイバー」
バイオ系のベンチャーで注目されるのが、iPSC再生医薬品の研究・開発・製造を進めている「ヘリオス」と人工のクモの糸の量産化に成功した山形県のバイオベンチャーである「スパイバー」である。「ヘリオス」はiPS細胞を使った治療法の開発で、既に大日本住友製薬 <4506> や理化学研究所と共同開発や特許使用の許諾契約を締結している。
「スパイバー」は最も強い繊維と言われるクモの糸の量産技術を核に、自動車や手術用の素材として活用することを研究しているバイオベンチャーである。バイオ系のベンチャーの中からサイバーダインのように大化けする企業が現れるかもしれない。
■USJの高収益性に注目
このように多彩な企業の上場が予定されているが、最注目はUSJの高収益性と将来性であると言える。2割を超える営業利益率と、2010年度の750万人から2014年度はすでに過去最高だった01年度の1,102万人を上回り増加傾向にある入場者数。オリエンタルランドの株価の伸びを見ると、最も有望な銘柄と言えるだろう。
また、円安による訪日外国人の増加の中で、USJは外国人観光客に人気のスポットであり、今後も来訪客の増加が見込める。さらに、USJがオリエンタルランドのような株主優待を設定するかにも注目があつまる。(ZUU online 編集部)
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