日産エルグランド（左）とトヨタアルファード（右）

メチャ売れの高級ミニバン、アルファードとエルグランドはどっちが買いか？徹底比較！
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150318-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 3月18日(水)6時1分配信

　トヨタ自動車が、「大空間高級サルーン」をキーワードに、これまでの常識を打ち破る新しい高級車の姿を創り出すことを目指して今年1月に販売開始した新型アルファード／ヴェルファイア。発売後わずか1カ月でアルファードとヴェルファイアを合わせた受注台数が4万2000台に上った。現在、注文をしても納車されるまで3カ月を超える好調ぶりだ。アルファード／ヴェルファイアといえば、車両本体価格が300万〜700万円という高級車。この高価格帯のクルマが飛ぶように売れていることを考えると、やはり景気は上向きになっているのかもしれない。

　新型アルファード／ヴェルファイアは旧型より走行安定性や乗り心地を向上させるため、ボディに補強を施すとともに低重心化を実現。そしてリアサスサスペンションをダブルウィッシュボーン式へと変更している。

　新しいカタチの高級車を目指すアルファード／ヴェルファイアだが、同じLLサイズミニバンといえば、日産自動車のエルグランドの存在を見過ごすことはできない。エルグランドは2010年に現行モデルが登場。クルマの骨格であるシャーシを一新し、アルファード／ヴェルファイアと同じFF（フロントエンジン＆フロントドライブ方式）のレイアウトを採用。高級車の乗り心地を目指して、走行安定性やセカンドシートの乗り心地に大きく影響のあるリアサスペンションには高級車フーガなどと同じマルチリンクサスペンションを採用しているなど、共通部分が多いライバル車だ。

　そこで、現在の高級車といえるLLサイズミニバンの走行性能や乗り心地を比較してみた。一見同じように見えるが、乗り心地なども似たようなものなのだろうか。試乗車は売れ筋のエアロパーツをまとったグレードで、アルファードが2.5S Aパッケージ。そしてエルグランドが250ハイウェイスタープレミアムアーバンクロムだ。

●人気のアルファード／ヴェルファイア、実力のエルグランド

　まずエルグランドから試乗する。ドアを開けると高級車の証といえる本革シートが出迎えてくれる。柔らかな肌触りと座り心地、そしてドアを閉めた時の音が高級車らしい。そして走り出して感じるのは、とにかく静かなことと無駄な動きが少ないこと。セダンなどに比べると広い室内空間を実現しているため車高は高くなっているが、ブレーキング時などの前後の揺れやカーブを曲がる際の左右の揺れは極力抑えられている。さらに荒れた路面を走行した時の衝撃も収まりは速いので、フラットな乗り心地を実現している。

　続いてアルファード。走り出した後でもエンジンがかかっているのか疑いたくなるほど静粛性は高く、エルグランドを上回る印象だ。乗り心地はエルグランドに比べると非常にソフトな印象だ。そのせいか、ブレーキング時の前後の揺れやカーブを曲がる際の左右の揺れが大きめで、クルマの揺れが収まりづらい印象を受ける。

　そして注目のセカンドシートの座り心地はエルグランド、アルファードともに抜群。しかしオットマンを出してリラックスした姿勢を取ると、シートバックに中折れ機能を採用しているエルグランドのほうが体をしっかりと支えてくれるので、よりリラックスすることができる。

　販売台数はアルファードが大きく上回っているが、エルグランドは走行性能などの商品力では決して負けていない。300万円からという大きな出費を伴う買い物なので、購入前にじっくりと比較試乗をして吟味したい。

編集部

コメント

01. 2015年3月20日 23:22:04 : gWro6EPibk 日本国内で非正規雇用が増えすぎ、今や年収200万円以下の労働者が大半を占める中、貧富の格差が拡大して「階級社会」になっており、その一部の支配階級が高収入を得て人生を謳歌している。彼らが好むのは、大きくて豪華に見える自動車だ。トヨタのアルファードと言い、日産のエルグランドと言い、どちらも成金趣味で品位のない巨大なラジエーターグリルを採用している。これを豪華だと思っているのだから、つける薬がない。 ところで「高級ミニバン」などと書いているが、この「ミニバン」たる造語。どこから来たのか、調べてみた。と言うか、思い出してみたと言う方が正しいのだが。 ミニバンの元祖は、この自動車である。 ダッジ・キャラバン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%B3 ●1970年代末期に経営危機に陥ったアメリカ、ビッグスリーの一角であるクライスラーが経営危機に陥り、フォードから華麗なる移籍を遂げたアイアコッカ会長が、前輪駆動車Kカーのプラットフォームを利用して開発させた車種である。これが、従来のバンより小さかったから、「ミニバン」と呼ばれたのである。それでは、従来のバンは、どのような自動車なのか。下のリンクを見て欲しい。 ダッジ・ラムバン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%90%E3%83%B3 Dodge Ram Van　(英語版の方が詳しいので、敢えて紹介します。) http://en.wikipedia.org/wiki/Dodge_Ram_Van ●アメリカ本国では、フルサイズ・バンと呼ばれています。5,210ccのV8エンジンを搭載しますが、最強版は7,206ccでした。これは1960年代のマッスルカーに用いられたエンジンですが、出力は大幅に下げられていました。 車体サイズは幅が2メートルを超えます。全長はタイプにもよるが、5メートルから6メートル近くまであります。高級セダンのインペリアルとほぼ同等でした。ところが乗車定員は最大で15名ですから、ほとんどバスそのものです。これに比べれば、トヨタも日産も、確かに「ミニバン」です。(爆) ★このトヨタ、日産のミニバンを高級車と呼ぶには抵抗がありますが、彼らの狙いは、この分野は欧州勢が弱くて日本メーカーが得意なことから、この広い車内を「動く応接間」として富裕層に売り込むためでしょう。彼らはメルセデスやBMWの高級セダンに乗っていますが、これとは別に、休みの日に家族や仲間と楽しく乗る自動車が欲しいのだと思います。そこに売り込みをかけているのでしょう。 世界的にはSUVやクロスオーバータイプの人気が高く、この分野でも高級車が揃いつつありますが、日本国内ではSUVより「ミニバン」の方が人気がある。この現象、なぜか日本とアメリカに顕著です。やはり戦後の自民党政権による、対米隷属根性が自動車にも強く現れているものと推測します。 かつて日本の高級車として知られていたトヨタのクラウン。日産のセドリックとグロリア。どれも、同時代のアメリカ車を模した乗用車でした。この傾向が、ミニバンにも現れているのは明白です。では、この記事のメインテーマたる、どちらを買うとよいかですが、トヨタのアルファードがリアサスペンションをダブルウィッシュボーンに改めたと言っても、トヨタのことだから何でもかんでもスペック偏重で、「なんちゃって」ダブルウィッシュボーンだと思われます。日産のマルチリンクの方が実績があります。 とは言っても、日本国内で下取りすると、なぜかトヨタの中古車の方が高くなる。日本国内の中古車流通をトヨタが握っているためです。このため、ライバルを蹴落とすために何でもやる。ライバルメーカーの自動車の下取り価格を不当に安く設定して、自社の新車販売に有利なように工作するのなんて、昔からトヨタの常套手段です。

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