シニア起業で成功するには好き・得意・市場性重なる領域選べ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150313-00000016-pseven-bus_all
週刊ポスト2015年3月20日号

　起業といえば、一旗揚げてやろうと意気込む若い世代のイメージが強いが、実はシニア起業家のほうがはるかに多い。

　中小企業白書（2014年版）によれば、60歳以上の起業家の割合は、20年ほど前は14.2％だったが、2002年に24.6％、2012年には32.4％に増加した。この数字は30代の23.6％を大きく上回る。

　しかし、起業のハードルは決して低くない。事業が失敗したらどうなるのか、多額の債務を抱えることになるのではないかといった恐怖心や、会社設立の手続きや初期費用、販路の確立をどうすればいいのかといった不安もある。

　起業家のためのレンタルオフィスを運営し、起業準備から設立後の運営支援までサポートする「銀座セカンドライフ」代表の片桐実央氏が解説する。

「シニア層の起業における成功のポイントは『3つの円』の重なりをビジネスにすることです。趣味などの『好きなこと（やりたいこと）』、会社員時代の経験や仕事で賞状をもらったなどの『得意なこと』、そして商品を欲しがるお客さんやニーズがあるかという『市場性』。この3つが重なる領域を見つけるのがポイントです」

　実際に「シニア起業」に踏み出した人の体験談を聞こう。サラリーマン時代に玩具メーカーで商品開発に携わってきた服部真氏（57）の体験を紹介しよう。

　玩具メーカー大手「バンダイ」でラジコンやゲームの企画開発を担当、その後転職先の雑貨メーカーでパーティーグッズなどの商品を企画開発してきたアイディアマン。

　雑貨関連会社で役員をしていた56歳の時、社員の若返りを図る会社の方針もあったことから退職し、昨年2月にランニングなどスポーツ関連グッズを販売する会社「ランビー」を設立した。

「会社設立から1年が経ちました。自分で考えたオリジナル商品を世に出して、ようやく種まきができたかな、という感じですね」

　服部氏の顔は充実感に溢れている。

コメント

01. 2015年3月21日 18:46:32 : gWro6EPibk この記事は日本国内での起業についてだが、以外にも外国で日本人が起業する際にも当てはまる。ここオーストラリアで、日本人が起業する自動車整備工場、中古車販売店が好評である。それと言うのも、日本人の親切で丁寧な仕事が大きく評価されているからだ。 外国で暮らしてみると、日本で暮らしていた頃のように自動車を整備してくれないことに気づく。修理に出したのに直っていないとか、逆に悪くなったとか、頼んだことしかやってくれないとか、不満が出てくる。その割に高額な修理費を請求されたりする。自動車が逆に汚れて戻ってくることもある。日本じゃ考えられないことだが、このようなことが往々にして起きる。 このため、オーストラリアの人たちは自動車整備業者を信用していないところがあり、何でも自分たちで修理する。外国人は日曜大工を得意とするのは、自動車整備に限らず、あらゆる分野で業者のいい加減な仕事にへきへきしているからだ。つまり、ここに参入のチャンスがある。 オーストラリアでも最近は日本人の経営する自動車整備工場がちらほら増えてきた。中には板金もやってくれる工場もある。日本人の仕事ぶりに、オーストラリア人も注目している。自動車整備に限らず、レストランの料理や理髪店、美容店でも日本人の評判は高い。日本人は、日曜でも嫌がらず仕事をしてくれるから、日曜日は安息日だとして休むのが当たり前のオーストラリア社会で、注目されるのは当然だろう。ただ、オーストラリアでの労働法制では、日曜営業をやれば必ず別の日に休まなくてはならない。 うちも自動車修理に不満を持っていたが、こうなったら自分でやっちゃえと言う事で、友人や近所の人から自動車を預かって修理業を始めたところ、これが幸いにも当たりました。元々、自動車は好きだし、趣味にしている。子供の頃から、近所の自動車修理工場に行って、いろいろ見させてもらったものだ。こちらに渡って、まさか仕事にするとは思わなかったが、夢を実現させることができて満足しています。

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