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大幅に下方修正されたGDP(10-12月)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4837857.html
2015年03月09日 NEVADAブログ
日本の昨年10-12月期のGDP統計が大幅に下方修正されています。
実質 +2.2%(年率) → 1.5%(年率)
名目 +4.5%(年率) → 3.9%(年率)
実質GDPは、0.7ポイントもの大幅な下方修正となっています。
今回の統計では消費は上方修正されていますが(+0.3%から*0.5%へ)、実際の国民のレベルでは消費は増えているとは到底思えません。
日本の景気は統計上は円安もあり、かなり上振れしていると見られていますが、国民から見れば物価は上がる、消費税は上がる、収入は大企業の正社員は増えているものの、大方の国民は増えても微々たる金額で物価上昇にとても追いついていない現状があります。
最近の物価上昇は見ていて恐ろしい物がありますが、そのような事は一切報じられていません。
食パン一斤180円だったものは200円になり、ヨーグルトでは値上げされ水分が多くなっていた中、今度は85グラム入っていたものが80グラムになり、実質的に一体どれくらい値上げされているのか、計算すれば恐ろしい値上げとなります。
物価高は年金生活者や低所得者の生活を苦しめますが、政府統計には反映されません。
今回のGDP統計に関係なく、国民は円安で日々貧しくなっていっています。
預金が1,000万円ある人は一ドル100円の時には海外から見れば$100,000所有しているとなりますが、
一ドル120円の今では$83,000しか所有していないとなり、仮に一ドル150円になれば$66,000となり、海外から見れば日本は貧しくなっていると見られるのです。
*HSBCが日本から撤退し、シティーバンクも撤退する理由をよく考えてみればわかります
給料にしましても月額30万円の人は、一ドル100円の時には$3,000ですが、今の120円では$2,500となり、一ドル150円では$2,000にしかなりません。
これは何を示唆しているかと言いますと、海外から労働者(移民)は入ってこないということです。
ドルペースで香港より安いお金しかもらえないのであれば、わざわざ言葉の通じない日本に来る必要など
ありません。
人口が減り、労働力確保の為(日本の成長率を上げるため)に海外労働者が必要とされていますが、円安でドルベースの収入が少ないのであれば誰が日本に来るでしょうか?
絵に描いた餅を議論しても何も始まりません。
円安が続けば日本人が海外に「出稼ぎに行く」という、1970年前の状況になりましても何ら不思議ではありません。
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