★阿修羅♪ > 経世済民94 > 291.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
富士ゼロ子会社、バイト社員に退職強要?嘘をついて呼び出し、自己都合退職を偽装か(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/291.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 09 日 08:09:05: igsppGRN/E9PQ
 

富士ゼロ子会社、バイト社員に退職強要?嘘をついて呼び出し、自己都合退職を偽装か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150309-00010001-bjournal-soci
Business Journal 3月9日(月)6時0分配信


 2012年5月2日付当サイト記事の『富士ゼロックス「障害者は用済み」解雇の実態』ならびに、同25日付記事『「『会社に残りたい』は寝言」富士ゼロ“脅迫”解雇事件の闇』で、富士ゼロックス(以下、富士ゼロ)社員がパワハラや恫喝された挙げ句、退職を強要されたとして裁判になっている事件を報じたが、子会社でも理不尽な解雇が起きているようだ。

 東京都内に住む31歳男性・F氏の告発は、以下の通りだ。

 F氏は専門学校を卒業後、食品メーカーの正社員を経て13年5月、東京駅八重洲口側にあるグラントウキョウサウスタワー内のコンビニエンスストア「ファミマ!!」にアルバイト従業員として入社した。ファミマ!!は、大手コンビニチェーンのファミリーマートが展開する新ブランド店舗。店内には、紳士服ブランド・スーツセレクトのワイシャツや、男性向け香水のプラウドメンといった、通常のファミリーマートよりも高級志向の商品が並んでいるのが特徴だ。

 なお、F氏がにわかに正社員からバイトに転じたのは、都内にマイホームをキャッシュで購入したため、バイト収入で十分生活していけるようになったからだった。

 F氏が入社してから約1カ月後、ファミマ!!が富士ゼロ子会社である富士ゼロックスシステムサービス(以下、富士ゼロSS)の直営店となった。これは、富士ゼロSSがファミマ!!向けのシステムを試験導入するためだった。それによりF氏は、富士ゼロSSのバイト社員となった。従前同様の時給制で時給額も変わらず、契約は半年更新だった。

 F氏は昼の時間帯に週5日ペースで働いていたが、13年9月頃、中年女性バイト店員から、頻繁に怒鳴られるようになった。F氏によると、この女性店員は客がいる前でも大声で怒鳴るという。例えば、F氏がレジから離れて発注作業をしていると、「仕事もしないで(フラフラするな)。今度やったらただじゃ済まさないぞ」などと10分以上も怒鳴りつけられたりしたという。この女性店員は、F氏以外の店員にも怒鳴りつけていた。前年には、この女性店員が原因で4〜5人が辞めたという。「店員が怒鳴っている」と、店に苦情を寄せる客もいたほどだ。F氏は富士ゼロSS社員に対し「この女性社員を辞めさせてほしい」と訴えたこともあったが、会社側は「警察沙汰にでもならない限り、解雇はできない」と回答したという。

●うつになり、退職を強要される

 14年7月、F氏は病院でうつ病と診断された。その後、会社には毎月診断書を提出し続け、11月中旬に「12月1日から仕事に復帰できる」との診断書を提出した。すると、富士ゼロSS本社からメールで「産業医との面談を受けるため、12月9日に本社に来るように」と指示された。

 当日、F氏が会社に行くと産業医はおらず、店長と人事担当者が待っていて個室に通された。そこで「なぜ病気になったのですか?」と質問され、F氏は「医師が言うには、特定の理由ではなく、いろいろな要因が重なって発症したのだろう、とのことです」と説明した。

 続けて「職場に不満はないですか?」質問され、F氏は「ない」と回答したにもかかわらず同じ質問を3〜4回繰り返され、F氏は「シフトで人数が足りない時は大変だったりします」と答えた。さらに「人間関係で不満はないですか?」と問われ、F氏は否定したが、再度同じ質問をされたため、「他の人と同じことをしていても、特定の人だけに怒る人がいます」と答えた。

 その言葉を待っていたかのように、会社側は「あなたのことは3カ月前から解雇することが決まっていました」と言った。そして「シフトに入れたとしても1週間で3時間だけになります」と続けたのに対して、F氏は「それでも戻りたいです」と職場復帰を懇願した。

 すると会社側は「シフトに入れる時間は一切ありません。入れたとしても、パワハラを繰り返していた人と同じ時間帯になります」と回答した。「それでも戻りたいです」と訴えるF氏に会社側は「戻るところはないので、辞めますか?」と迫り続けた。「戻りたいです」と繰り返し求めたF氏だが、聞き入れてもらえず、復職を断念せざるを得なかった。

 F氏があきらめた途端、重ねて会社側は自己都合での退職を迫った。

「自己都合で辞めるか、会社都合で辞めるか、どちらにしますか? 会社都合で辞めると履歴書に傷がつき、今後、就職は難しくなります。履歴書に自己都合と書いても、会社に辞めた理由を確認する電話が来るので明らかになります。履歴書に虚偽記載をすると法律違反です。自己都合ならば、そういったデメリットは一切ありません」

 これを聞いて、F氏は自己都合での退職を選択した。すると別の社員が現れ、退職願を書くよう指示され、F氏はそれに従った。

●ハローワークは会社都合での退職と認定

 富士ゼロSSのやり方に納得のいかないF氏は14年12月下旬、日本司法支援センター(法テラス)に相談したところ、産業医面談をすると嘘をついて呼び出したり、その場で退職を促して退職願を書かせたことは違法行為との説明を受け、東京都が運営している相談窓口「労働110番」を紹介された。そこで解雇予告手当や、急な解雇による当面の生活費の保障を求めるよう助言を受け、F氏は富士ゼロSSに書面でこれらを請求したが拒否された。

 そして今年1月8日、労働110番の職員が会社と面談したところ、「退職勧奨は行っていない」とF氏の主張を否定した。1月下旬にF氏のもとに届いた離職票には、自己都合退職と記載されていた。

 F氏は富士ゼロSSに電話をかけて、人事担当者に面談時の意図をただした。人事担当者は、解雇を否定したが、F氏の「退職を断っていたら、今現在も在籍できていたか」との問いに、会社に残る選択肢はなかったことを示唆し、この会話記録をハローワークに提出したところ、会社都合での退職と認められた。

 なお、富士ゼロSSに事実関係を問い合わせたところ、「今回のご質問に対しては、事実関係の有無を含め、ご回答は差し控えさせていただきます」との返答だった。

 それにしても、富士ゼロSSのF氏への対応には不可解な点がある。まず、F氏は昨年12月末が契約更新の時期だった。つまり、会社は契約満了による雇い止めとすれば違法性は低く、今ほど揉めなかった可能性が高い。では、なぜ強引に辞めさせたのだろうか?

 筆者がこれまで取材した富士ゼロ本社の社員解雇時には、例外なく人事担当者は退職願を書かせようとしていた。これは後々、裁判になった時のためとみられる。その習性により、バイトのF氏に対しても正社員の解雇と同じことをやったのではないか。要するに、いつもの調子でF氏にも同じことをしてしまったのだ。また、自己都合退職にこだわったのは、会社都合による退職者を出すと厚生労働省が取り扱う助成金を受けにくくなることも影響している可能性がある。

 今回の事件は、「親が親なら子も子」のことわざが会社にも当てはまることを示しているといえよう。

佐々木奎一/ジャーナリスト

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民94掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民94掲示板  
次へ