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泥仕合は続く(C)日刊ゲンダイ
父娘とも“退場”か 大塚家具お家騒動で笑うのはハゲタカだけ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157855
2015年3月8日 日刊ゲンダイ
今月27日の株主総会に向け、火花を散らしている「大塚家具」親子の委任状争奪戦。父・勝久会長(71)と娘・久美子社長(47)の仁義なき戦いで笑うのは米系投資ファンドだけ――「父娘とも“退場”させられるのでは」(市場関係者)とささやかれている。いずれが勝っても、泥仕合はこの先、まだまだ続くからだ。
仮に久美子氏が勝っても、勝久氏は18%を握る大株主。今後、会社の業績がちょっとでも下がれば、久美子氏の社長解任を再度要求してくる可能性が高い。
久美子氏が勝久氏の支配力を薄めるために増資しようにも、他の株主がそれを許すかだ。
「久美子氏サイドが1株40円→80円と2倍の増配を決めたのは、10%超を握る米系投資ファンドを味方に付けるためともっぱらです。勝利に貢献すれば、当然投資ファンドの発言力は増す。今後さらなる増配を求められ、骨までしゃぶり尽くされる恐れもある。それどころか市場では、投資ファンドが役員を送り込み、親子ゲンカのゴタゴタに乗じて創業家一族を追い出しにかかるなんて噂も流れています」(前出の市場関係者)
対する勝久氏サイドは6日、3倍の120円の増配を打ち出した。投資ファンドは笑いが止まらないだろう。
それでなくても上場企業を私物化するかのような不毛な争いには、社内外で批判の声が高まっている。金融庁も困惑なんて報じられている。
「勝久氏が勝っても同じことで、一連のお家騒動で企業価値を損ねたことは間違いない。騒動が長引けば、株主と世論の風当たりはますます強まっていくでしょう。それに勝久氏は長男の勝之専務に家督を譲るつもりでいるようですが、芸大卒の勝之氏は、社内でも『経営者としてはどうか』という指摘がある。日本生命や東京海上日動火災など、他の大株主も黙って見ているとは考えにくいですね」(経済ジャーナリストの岩波拓哉氏)
どっちもどっちの展開になっているのだが、両者はもはや、後には引けないようだ。
「2人とも似た者親子の頑固な性格ということもありますが、勝久氏と久美子氏のバックにはそれぞれ、日本で指折りの大手弁護士事務所が付いている。事務所にもメンツがあるので、たった1回の株主総会の勝敗だけで、あっさり引き下がるわけにはいかないでしょう」(同社関係者)
仁義なき戦いの末、そして大塚一族は誰もいなくなった、なんてことになるかもしれない。
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