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耳目集める大塚久美子社長(C)日刊ゲンダイ
大塚家具だけじゃない お騒がせ創業家の親子トラブル
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157780
2015年3月6日 日刊ゲンダイ
父が罵り、娘が批判する――。大塚家具の大塚勝久会長(71)と娘・久美子社長(47)の父娘バトルは混迷を深める一方だが、実は経済界では過去にもこうした親子ゲンカが起きている。
大塚家具のように親が子供に先制攻撃を仕掛けたケースでは老舗和菓子店の「赤福」が知られる。07年に商品の偽装問題が発覚して浜田益嗣氏が会長を辞任。長男で社長の典保氏が実権を握ったが、昨年4月、典保氏は解任され、母親の浜田勝子氏が社長に就任して世間をあっと言わせた。
勝子氏は益嗣氏とともにのれんを重視する方針を打ち出し、典保氏は近代的な経営への転換を目指していた。何やら大塚家具と似ているが、“両親VS息子”の戦いは親に軍配が上がった格好だ。
菓子メーカーの「ロッテ」も同じ。今年1月、創業者の重光武雄会長が長男の宏之氏を副会長から解任したと発表した。
経済ジャーナリストの真保紀一郎氏が言う。
「世間に親子対立をさらすのはほとんどが未上場企業です。大塚家具みたいな上場企業の騒動発覚はごくごく珍しいケース。まさに前代未聞です。親子の内紛は感情がこじれてエスカレートすることが多い。原因の多くが親が会社を自分の所有物だと思い、近代経営を打ち出す子供がうとましくなって排除にかかるというものです」
■トミーや木村家は子供が引導
逆に子供が親に引導を渡した例ではタカラトミーに合併される前の「トミー工業」がある。1985年、富山允就社長の長男・幹太郎氏が英国留学から帰国し、リストラ案を提示。允就氏がこれを拒否して親子対立が持ち上がった。最終的に允就社長が退任し、幹太郎氏が社長に就いた。
アンパンで有名な「銀座木村家」でも2012年に木村信義会長が娘の美貴子氏に解任されている。原因は信義氏が銀座で豪遊して多額の借財をつくった上に、高額の麻雀に負けては会社から毎月数百万円を引き出していたからだと報じられた。
「子供が親を解任する場合、多くは子の言い分のほうが正当性が高いものです。今回の大塚家具も同様かもしれませんが、不安もあります。一連の騒動で売り上げがさらに低迷すれば、現在、株式の10%を保有している米投資ファンドの発言権が増し、今よりも経営に口出ししてくるでしょう。その結果、経営権が勝久氏と久美子氏の手からファンドに移ってしまう可能性もあるのです」(真保紀一郎氏)
親子の確執はどこにもあるが、実力者の親がいくつになっても地位にしがみつこうとしている場合、どうやって引導を渡せばトラブルにならないのか。今、ホットな“危機管理”のテーマでもある。
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