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日本郵便が6200億円で買う「国際物流」の価値〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150305-00010002-shincho-bus_all
「週刊新潮」2015年3月5日号
この秋にも、と言われる上場を前に、郵便事業からの飛躍を目指すのか……そう思わせる発表だった。
2月18日、日本郵便は、オーストラリアの物流大手トール・ホールディングスの発行済株式100%を取得する、と発表した。豪州当局の承認やトールの株主総会などの手続きを経て、6月上旬には取引を完了させる予定だという。買収額は約6200億円。でもなぜ、この時期に?
「実は、手紙やはがきなどを取り扱う国内の郵便市場は、人口減少やインターネットの影響もあり、10年前の3分の2にまで縮小しています。このトレンドは止まらないでしょうから、減少する収入を補う必要があるのです」(日本郵便)
トールは、今後物流の増加が見込まれるアジア太平洋地域での物流事業で収益を上げている。これを傘下に収めることで、国内市場での減収の穴埋めをするという狙いに加えて、
「企業間の物流事業を強化したい」(同)
目を付けたのは、“3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)”だ。これまでのように荷主から依頼された荷物を運ぶのではなく、倉庫での保管から梱包、配送までを全て引き受けるという“3PL”のノウハウをトールから得て、総合物流企業として成長を目指す、というのである。
「アジア物流市場でのプレゼンスが高いトールを、グローバル展開のプラットフォームと位置付けています。さらに知見と経験を国内でも活用することで、安定的な収入を得て発展していくことを目指します」(同)
買収はすべて手持ちの資金で賄うという、日本郵便。お高い買い物となりませんように――。
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