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もはや限界(シャープ)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4835005.html
2015年03月03日 NEVADAブログ
シャープが再度の経営危機に直面しており、銀行の判断一つとなりますが、最悪の場合、銀行は突き放すこともあり得ます。
即ち、経営破たんです。
今回、報道されています再建内容では、赤字額は最大で2,000億円となっており、当初予定されていた黒字
300億円から300億円の赤字に修正され、更に2,000億円に赤字が膨らむとなれば、銀行は怖くて手が出せません。
閉鎖が検討されています工場は、発光ダイオード(LED)を生産する三原工場(広島県三原市)やスマホ向けセンサー部品などを生産する福山第1〜3工場(同県福山市)となっていますが、事業としては太陽電池事業と北米テレビ事業(生産)から撤退となっており、今後この関連の閉鎖損(リストラ費用)が計上されれば、2,000億円で済むかどうか分からない事態になり、最悪の場合、財務制限条項に抵触し、万事休すとなるかも知れません。
黒字事業としては、コピー機事業があり、これに関心を示していますサムソンに売却する話がありましたが、今やサムソンのおしりに火がついており希望する金額で売れる保証はありません。
液晶のシャープと言われていますが、今や1,000万個単位のオーダーが世界標準となっており、このオーダーを取るには今のシャープでは不可能かも知れません。
何故なら、自己資本比率が10%程ではリスクを取れないからです。
結果、じり貧となり、素晴らしい技術はあるものの活かしきれない事態になってしまっているのです。
最適な形はスカイマークのように経営破たんさせ、膿を全てだし、負債を消して身軽になって新たに資本を投入して、世界最高水準にある液晶とコピー機でばん回を期すしか道はないかも知れませんが、少なくとも社員は半減することになるでしょうから、社員には厳しい事態になります。
三洋が消滅し、シャープが消えれば、一世を風靡しました関西の家電メーカーは松下(パナソニック)しか生き残っていない状況になります。
ビル建設ラッシュとなっています関西経済は大丈夫でしょうか?
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