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「美人過ぎる」と注目の大塚久美子社長(C)日刊ゲンダイ
同業者ブログが話題 大塚家具はアベノミクスの犠牲者だった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157668
2015年3月3日 日刊ゲンダイ
父娘が壮絶な骨肉の争いを続けている「大塚家具」。そもそも、親子ゲンカの発端は業績の悪化だ。昨年12月期には4年ぶりに営業赤字に転落。その責任をなすりつけあう形で、両者が互いを解任したため、血みどろの騒動に発展してきた。
そんな中、今回の問題を<アベノミクスによる急速な円安>が要因だと指摘した家具販売店のブログにアクセスが殺到し、話題を集めている。大塚家具はアベノミクスの犠牲者だというのだ。
<12年秋の1ドル77円から今日の1ドル118円、利益を圧迫していると考えるのが妥当><大幅な値上げによる売り上げの減少が大きいのではないか>
百貨店関係者がこう言う。
「大塚家具が円安に直撃されているのは確かです。大塚家具は、ヨーロッパから高級家具を輸入して販売している。02年以降は、売り上げの半分以上が輸入品です。円高の時はかなり儲けたでしょうが、円安によって仕入れ価格が高騰し、アベノミクス以降は苦戦していました」
前出の家具販売店ブログによると、大塚家具の場合、商品を輸入品から国産へ転換することも難しいようだ。仕入れ価格が安いため、国産メーカーから“敬遠”されているからだという。
ブログ運営者に改めて聞いてみた。
「正直これだけ反響があって驚いています。批判する意図はなく、同業者として冷静な分析をしたいという思いから載せました」
アベノミクスの被害者はほかにもいる。
「輸入に頼っている企業は、円安になると、商品の価格を上げるか、人件費を削るしかありません。外国産を扱うスーパーなども厳しい状況です。あのユニクロまで、2年連続で値上げします。アベノミクスが国民の『衣・食・住』に打撃を与えていることは間違いありません」(東京商工リサーチの友田信男・情報本部長)
アベノミクスにより勃発したお家騒動。第2、第3の大塚家具が出てきてもおかしくない。
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