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米国債反発、月間では13年6月以来の大幅下落
2015 年 2 月 28 日 14:31 JST 更新
27日の米国債相場は小反発した。ただ、2月月間では2013年6月以来の大幅な下げとなった。米国債相場はここ1年で大きく上昇したが、2月に入り米連邦準備制度理事会(FRB)が6月にも利上げを始めるか、もう少し待つかの議論が高まり相場を抑えた。
この日は、月末にあたり運用担当者の債券指数に対する持ち高調整が、債券相場を押し上げた。指標銘柄の10年債の利回りは前日の2.016%から2.002%に低下(価格は上昇)した。
ただ、月間では10年債利回りは1月末の1.679%からの上昇となり、上げ幅はいわゆる「テーパリングかんしゃく(緩和縮小に対する市場の動揺)」が起こった2013年以来で最大となった。
バークレイズの統計によると、米国債全体の収益率は26日時点で月初来マイナス1.64%となった。利払い含む年初来では辛うじてラス0.91%を維持した。
米国債 価格 前日比 利回り
2年債 99 24/32 + 1/32 0.626%
5年債 99 13/32 + 4/32 1.500%
10年債 100 + 4/32 2.002%
30年債 98 1/32 + 9/32 2.599%
http://jp.wsj.com/articles/SB12081608772373954249104580488591593650122
利上げ効果薄ければ行動余儀なくされる可能性=NY連銀総裁
2015 年 2 月 28 日 11:23 JST
【ニューヨーク】ニューヨーク連銀のダドリー総裁は27日、短期金利の引き上げを急ぐ必要性は見られないものの、国債利回りが異例の低水準から上昇しない場合には、利上げを開始する際に米連邦準備制度理事会(FRB)が一段と積極的な行動を余儀なくされる可能性があるとの見方を示した。
ダドリー総裁はシカゴ大学ブース経営大学院で講演し、「市場参加者が先物金利をこれほど低水準に設定しているという事実が、金融市場の一連のより緩和的な状況を引き起こしたものと思われる。国債利回りの水準や株式市場のバリュエーションなどがその例で、経済成長に一層の支援材料となっている」と指摘した。
仮にFRBの利上げ開始後も市場金利が極めて低水準にとどまった場合には、「短期先物金利が大幅に上昇し国債利回りを大きく押し上げるような場合と比べて、金融政策の正常化における一段と積極的な方法を選択することが妥当になるだろう」との見解を示した。
演説原稿によると、ダドリー総裁は金利政策見通しについての自身の意向は明らかにしなかった。ただ、「フェデラルファンド金利(FF金利)のゼロ近辺からの引き上げを前倒しした場合の方が、遅らせた場合よりリスクは高いと考える」と述べた
http://jp.wsj.com/articles/SB12081608772373954249104580488802717285476
米10-12月期GDP改定値、エコノミストはこうみる
2015 年 2 月 28 日 11:26 JST
米商務省が27日発表した2014年10-12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は前期比年率換算で2.2%増加した。速報値の2.6%増から下方修正されたが、エコノミスト予想の2.0%増は上回った。堅調な個人消費が、企業投資と輸出、政府支出の減少を相殺した。
このGDP改定値に対し、エコノミストは次のような反応を示した。
―パンテオン・マクロエコノミクスのイアン・シェパードソン氏 一言で言えば好調だった7-9月期からの調整に過ぎず、何も心配することはない。改定の内訳は予想以上に良かった。下方修正のほとんどは、在庫の増加幅が1131億ドルから884億ドルに大きく引き下げられたことによるものだ。もともと速報値は月次統計と一致させるのが難しく、いつも疑ってかかっている。この下方修正は、GDP全体の改定幅よりも大きい0.7ポイントの成長率低下に相当する。
―PNCフィナンシャル・サービシズ・グループのスチュワート・ホフマン氏とガス・ファウチャー氏 GDPの下方修正が実際に朗報だったのだろうか。10-12月期GDPは速報値の2.6%増から改定値では2.2%増に引き下げられた。これは、冬の悪天候が活動を圧迫し、経済が縮小した2014年1-3月期以来の低い伸びだ。だが、7-9月期には5.0%成長し、2014年下半期の成長は年率3.6%ととても良かった。10-12月期成長率は前年同期比で2.4%だった。
―キャピタル・エコノミストミクスのポール・アッシュワース氏 今回の改定はすべて在庫の積み増し減速によるものだった。GDP成長率への寄与度は速報値では0.8ポイントだったが、これがわずか0.1ポイントになった。昨年10-12月期に在庫積み増しの鈍化は、懸念していたほど在庫が1-3月期の成長に足かせとならないことを意味する。ただ、西海岸の港湾ストで輸入が途絶えたため、在庫は引き続き成長を押し下げるだろう。
―TD証券のジェナディ・ゴールドバーグ氏 10-12月期GDP改定値は2.6%増から2.2%増への下方修正にとどまり、市場の予想よりやや良かった。個人消費は4.3%増から4.2増%に小幅引き下げられたが、国内最終需要は2.8%増から3.2%増に上方修正された。つまり、国内消費は10-12月期もGDPを押し上げ続けたということだ。実質最終需要も1.8%増から2.1%に上方修正された。7-9月期の極めて強い5.0%の成長は下回ったものの、今後も米経済成長を支持し続けるであろう国内需要の強さが示されたと思う。
―RDQエコノミクスのジョン・ライディング氏とコンラッド・デクアドロス氏 需要面から見れば、建設的な統計だった。(中略)米連邦準備制度理事会(FRB)が持続可能な需要動向を目指すのであれば、国内最終需要の増加ペースはこの条件を満たしたことを示している。特に、GDPの潜在成長率が現在2%を下回っている可能性を考えればなおさらだ。2014年の純貿易からの寄与度がマイナス0.6ポイントとなったのはここ10年で最大で、これは需要が潜在成長率を上回っていることを示すさらなる証拠だ。ただ物価全般は14年に1.2%しか上昇せず、インフレは依然停滞している。
―アマースト・ピアポント・セキュリティーズのスティーブン・スタンレー氏 10-12月期GDP成長率は速報値の年率2.6%から引き下げられたが、調整幅は想定より小さかった。今日発表された2.2%増は爆発的な伸びを記録した4-6月期と7-9月期から大幅な減速となるが、基調的な経済情勢は依然として好調だ。経済の基調的な健全性を表す指標として私がもっとも好むのは在庫と貿易を除く実質国内需要で、これは4-6月期の3.4%増と7-9月期の4.1%増に次いで10-12月期も3.2%増加した。天候要因で落ち込んだ1-3月期を含めると14年の4四半期分の伸びは2.85%で、私の今年の実質国内需要予想に極めて近い数値だ。
http://jp.wsj.com/articles/SB12081608772373954249104580488810012953760
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