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写真はイメージ (C)日刊ゲンダイ
買う?借りる?「シニアマンション」価格より大事なポイント
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/157509
2015年2月26日 日刊ゲンダイ
老後の住まいをどうするか。自宅に住み続けるとしても、万が一、要介護になったら不安だ。だからといって、すんなりと特別養護老人ホームに入所できるとは限らない。そんな不安の受け皿が、民間業者が提供する「シニア向け分譲マンション」だ。「価格4000万円、月額費用15万円」といった具合に高額だが、自宅を売却して入居する人もいる。考えておくべきなのか。
ファイナンシャルプランナー・紀平正幸氏が言う。
「シニア向けのマンションを購入しようとする時に注意したいのは、費用よりもサービスの内容と条件です。チラシなどには、分譲の『所有権』がうたわれていても、寝たきりに近い要介護度4になると、受け入れを拒否されるケースがあります。“シニアサービス”は、もちろん介護サービスのことですが、これも施設ごとにまちまち。内部に内科と介護施設を併設しているところもあれば、外部のクリニックや業者に委託するところもあります。重要事項説明書と契約書は要チェックです」
民間の有料老人ホームとの違いは、権利形態と入居資格の違い。マンションは所有権で、相続や売却ができるが、ホームは利用権で一代限りで、譲渡不可が多い。だから資産価値があるのは、マンションだが、終の住み家として購入しても、体がいうことを聞かず追い出される恐れがあっては心もとないだろう。
それでも、入居するメリットがあるとすれば、レクリエーションの充実ぶりだ。
「シニア向けマンションは、囲碁・将棋、麻雀などのスペースのほか、ジムやプール、床屋、場合によっては運動場もあります。そして、映画や観劇などのイベントが企画されます。『介護が必要になる前に、期間を決めてリゾートライフを楽しみたい』という方なら、検討してみてもいい。老後の早いうちに、そういう人生を楽しんだら、シニア向けマンションを退去して、売却するか、賃貸に回して、その後の生活費に充てるのです」
■夜間の見学は必須
こうしてみると、シニア向けマンションを購入できる人でも、手を出していい条件は限られる。それくらい余裕がある人も、ない人も、狙い目は別にあるという。
「自宅に住めないという方には、高齢者住まい法で制度化されている『サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)』がベターです。シニアマンションと名称は似ていますが、こちらは自治体が指導、監督を行っています。民間のシニアマンションとの違いはそこ。サ高住はヘルパーはじめ、介護スタッフが常駐し、要介護度が悪化しても終身でサービスを受けられます。一部の報道にある通り、サ高住も玉石混交なのは事実ですが、賃貸なので、自分に合わないと思ったら、転居できるのがメリットです」
危ないサ高住の見分け方は、夜間の見学。「人件費が高い夜間に十分なスタッフを配置できる施設は悪くない可能性が高い」(全国介護者支援協議会理事長・上原喜光氏)という。
サ高住は、HP「サービス付き高齢者向け住宅」で検索できる。ページ内の「登録住宅をさがす」から、たとえば「東京」をクリックすると、9533戸がヒット。さらに「板橋区、家賃10万円以内」で検索すると、14件が該当した。これらを材料に見学してみるといい。
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