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写真はイメージ (C)日刊ゲンダイ
すでに内々定も…就活「3月解禁」信じた学生は泣きをみる
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/157466
2015年2月25日 日刊ゲンダイ
「3月解禁」なんて、やはりタテマエに過ぎなかった。今年(16年卒業)から大手企業の就活スケジュールが大きく変更。政府の要請により経団連が新ルールを定め、3年生の12月から後ろ倒しとなったはずだが、すでに“青田買い”が横行し、内々定を得た学生も少なくない。
就職支援会社の各アンケートを見ても「3月解禁」の空証文は明白だ。日経HRが1月下旬、都内の就活生276人に調査すると、書類選考や面接などの「選考を受けた」学生は45.3%に達した。「ディスコ」の調査(回答1504人)では、2.2%が「内定を得ている」という。
企業サイドもロコツで、「リクルートキャリア」の調査(回収社数1184社)によると、8月の「選考(面接など)解禁前」に52.2%の企業が、「内定・内々定出し」を開始すると答えた。
■ルール違反に罰則なし
選考を始めているのは外資系や、楽天などITベンチャー中心の「新経団連」企業だけではない。新ルールが適用されたはずの経団連会員企業も同じだ。
「そもそも新ルールは守らなくても罰則がないし、選考は、早い時期ほど、意識の高い良い人材が集まる。メーカーや商社は『出遅れるわけにいかない』と、すでに動いていますね。選考開始とされる8月1日にはほぼ内定者は決まっているでしょう」(「300円就活」の著者で大学ジャーナリストの石渡嶺司氏)
学生の視点に立っても、新ルールは迷惑な話だ。理工系学生にとって卒業研究のピークは7、8月。文系も、9月以降は卒業論文などで多忙になる。
「企業にとっても、『9、10月に採用していては内定者研修ができない』と聞きます。結局、今年の就活も例年通り3〜5月がピークになると思います。就活生は、先輩と同じスケジュールで動くべき。企業の公式サイト上では採用広報を始めていなくても、企業に直接、電話で確認した方がいい。こうして“ホンネ”の情報を聞き出すなど行動を起こした人が有利です」(前出の石渡嶺司氏)
新ルールはデキる学生の試金石。大企業ほど、“生き馬の目を抜く”人材を欲しがっている。
就職格差はますます広がりそうだ。
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