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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NK98616KLVSE01.html
(ブルームバーグ):香港在住の黄笑英さん(86)は昨年8月に膝を痛め、高架道路でのチラシ配りの仕事をやめざるを得なかった。政府から受け取る社会保障給付金の3分の2は家賃に消え、3人の子供も定期的に小遣いをくれるわけではない。黄さんは今でも職探しをしており、「引退」の文字は頭にない。
「お金が十分にないから」。黄さんが得る給付金は1カ月当たり約2200香港ドル(約3万3800円)。香港政府は家族が生活費を賄うことを前提にして、高齢者に収入補助として金銭を支給している。「最も大事なのは仕事を探すこと」だと黄さんは話す。
香港は人口1人当たりのロールス・ロイス保有台数で世界一。だが高齢者の間では貧困に陥らないよう街頭の清掃、段ボール回収、パンフレット配布などの仕事に就かざるを得ない人が増えている。経済協力開発機構(OECD)と世界保健機関(WHO)の推計によると、香港は65歳以上の高齢者が人口に占める割合が2050年までに42%とアジアで最高となり、日本の39%をも上回る見込み。
香港の梁振英行政長官は来年度(2015年4月−16年3月)予算案を25日に公表する予定だ。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの周奐彤エコノミスト(香港在勤)は今月発表したリポートで、「香港政府は高齢化と労働力減少から生じる恐れのある圧力に対処するため、財政政策を適切に調整することが肝要だ」と指摘。その上で「当局の極めて保守的で慎重な姿勢からすると、画期的な提案はほとんど期待できない」との見方を示した。
香港政府の12年の報告書によると、香港では高齢者の3分の1余りが貧困生活を強いられている。OECDの13年の報告書によれば、OECD加盟国の貧困率は平均12.8%。
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原題:Grandmas Vie for Jobs as Asia’s Worst Aging Crisis Looms in H.K.(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Lisa Pham lpham14@bloomberg.net;香港 Michelle Yun myun11@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Malcolm Scott mscott23@bloomberg.net Tan Hwee Ann
更新日時: 2015/02/24 12:28 JST
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