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ドル建て日経平均150ドル超え 海外勢、定着するか様子見
日経平均株価が終値で7年7カ月ぶりに1万8000円台に乗せたが、海外投資家などが注目するのがドルベースでの日経平均だ。ドル建て日経平均は2月に入り、節目とされる150ドルを上回ってきた。ドル資産を運用する外国人が日本株を買い増す呼び水になるとの見方もある。
ドル建て日経平均はドルで資産を運用し、為替変動リスクをヘッジ(回避)しない投資家が目安としている。長期で運用する年金基金などをはじめヘッジをしない投資家は少なくない。
日経平均が2013年は57%、14年は7%上昇したのに対し、ドル建て日経平均は円安を背景に13年が29%高にとどまり、14年にいたっては6%下落した。13年5月の急落も含め、150ドルを上回ると下落に転じるケースが多く、「150ドルの壁」が意識されてきた。
ドル建て日経平均は年初から5%高の152ドルまで上昇し、円ベースの3%高を上回っている。円相場が膠着しているためで、ドルで運用する投資家は日本株高を実感しやすくなっている。「ドルベースで日本株の時価総額が増えれば、グローバル運用する投資家が資金を日本株に振り向けやすくなる」(アムンディ・ジャパンの高野雅永氏)との見方がある。
海外投資家は足元売り越し基調だ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏は「政府が環太平洋経済連携協定(TPP)など第3の矢の成長戦略を実現させ、円安よりも株高が進むとの確信が持てなければ、海外の長期資金を呼び込めない」と指摘する。
06年5月以来155ドルを上回ったことがなく、「目先155ドルが上値のメド」(みずほ証券の三浦豊氏)との声もある。
[日経新聞2月18日朝刊P.5]
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