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看板商品がまたひとつ…/(C)AP
ソニーの経営は“2周遅れ” ウォークマン切り離しで鮮明に
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157344
2015年2月19日 日刊ゲンダイ
ソニーがついに代表商品「ウォークマン」を本体から切り離す。
18日の経営方針説明会で平井一夫社長が、2015年度から3年間の中期経営計画を発表。事業の競争力を高めるため、携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」などの音響・映像機器事業を10月1日付で分社化し、子会社にするとした。
近年、ソニーは看板製品を次々に手放してきた。昨年7月には、「VAIO」ブランドで知られるパソコン事業を売却し、テレビ事業を分社化した。こうしたスリム化が実ってか、業績は急回復。15年3月期の営業損益を従来の赤字予想から、200億円の黒字に上方修正したばかりだ。
「79年に登場し、社会現象にまでなったウォークマンは、ソニーを象徴する商品。それがなくなるのだから、社員からしたら『うちは何の会社なの?』といった感じでしょう。くしくも自ら生み出した製品では儲からないと、“自己否定”してしまった形です。今後は映画やゲームなどのエンターテインメント部門と、電子部品部門に特化していくことになるでしょう」(経済ジャーナリストの有森隆氏)
■保身に走る平井社長の延命策
実質的に経営を取り仕切ってきた最高財務責任者・吉田憲一郎氏と、半導体事業の執行役・鈴木智行氏が4月1日付で副社長に昇格する。会見で、平井社長は「『小さな本社』としてガバナンス(企業統治)に取り組み、必要最低限の管理機能を持つことを目指す」と胸を張ったが、社内外から向けられる目は冷ややかだ。今回の分社化も長期政権を目指し、保身に走る平井社長の延命策ともっぱらである。
「平井社長は英語でのプレゼンテーション能力は一流ですが、決断力と先見性は一流とは言い難い。これまで小手先の対症療法ばかりでした。NECやパナソニック、東芝などが早くから構造改革に着手してきたのに対し、ソニーはグラウンド2周遅れという印象です。例えるなら、病院で寝たきりだった人が、ようやくトイレにひとりで行けるようになった程度。グラウンドに出て走るまでには相当な時間がかかりそうです」(有森隆氏)
ソニー創業者のひとり、井深大氏は「日本発、世界初のものを創ってこそ、人より先に進むことができる」と言った。現状をどのように見ているのだろうか。
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