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返り咲いたソニーと転落したパナ/(C)日刊ゲンダイ
ソニーが時価総額パナ超え 業界地図かえる下克上ラッシュ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157101
2015年2月10日 日刊ゲンダイ
1年半ぶりの逆転劇にソニー社内が沸いた。先週後半、時価総額(発行株式数×株価)でパナソニックを追い抜いたのだ。
「悪いニュースばかり伝わっていたので、明るい材料にホッとしています」(ソニー関係者)
4日に発表した決算が逆転の原動力となった。ソニーは15年3月期の営業損益を従来の赤字予想から、200億円の黒字に上方修正。株式市場は好感し、株価は一時ストップ高まで上昇。時価総額もハネ上がった。
「平井社長に対する不満は、いまでも社内にくすぶっているでしょうが、業績は予想以上に回復傾向を見せています。12年秋に1000円を切っていた株価は、3000円台に乗せてきた。勢いを取り戻しつつあります」(証券アナリスト)
時価総額はいわば会社の価値そのものだ。単純には、パナソニックは3兆2453億円(6日終値ベース)で会社を丸ごと買えるが、ソニーは3兆6333億円かかる。ソニーのほうが3800億円ほど高い計算だ。
「企業を評価するモノサシは売上高や営業利益、株価などいくつもありますが、時価総額は真の実力を表す重要な数値といえます」(株式評論家の倉多慎之助氏)
日本企業ではトヨタ自動車が26兆円とダントツ。2位の三菱UFJフィナンシャルグル―プが9兆5185億円に過ぎないので他社を圧倒している。
ただ、同じ業界内ではトップの座を巡って、シ烈な争いが繰り広げられている。昨年9月には、三井不動産が約35年ぶりに三菱地所を逆転した。
「三井は『ららぽーと』など商業施設に勢いがある。そのままトップに君臨するかと思ったが、三菱地所が再逆転に成功した。とはいえ、わずかの差でしのぎを削っている状態です」(不動産関係者)
通信のNTTドコモとソフトバンク、製薬の武田薬品とアステラス、運輸の東急電鉄と西武HDも、14年秋から今年にかけて一時的に“トップ交代”が起きた。
「いまは円安や原油安など業績を左右しかねない経営環境にあるだけに、下克上ともいえそうな首位交代ラッシュが起きる可能性は高い」(市場関係者)
業界トップの座をかけた仁義なき戦いが水面下で巻き起こっている。
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