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これは通貨戦争なのか(週刊現代)
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/482.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 2 月 08 日 20:15:05: igsppGRN/E9PQ
 

これは通貨戦争なのか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41979
2015年02月08日(日) ドクターZ 週刊現代 :現代ビジネス


ECB(欧州中央銀行)がとうとう量的緩和を実行した。世界を見渡せば、ユーロ圏だけではなく、カナダやインドが利下げに踏み切るなど、各国が金融緩和へと大きく舵を切る時代。一部からは通貨安を誘導する「通貨戦争」へ突入しつつあるとの声もあるが、この現状はすでに通貨戦争といえるのか。だとしたらそれは問題なのか。

一昨年、アベノミクスで日本が金融緩和をしたとき、主要8ヵ国(G8)首脳会議(サミット)で、イタリアのレッタ首相(当時)は「良きお手本として参考にしたい」、カナダのハーパー首相は「積極的な経済政策の成功を祈る」と評価したが、ドイツのメルケル首相は「通貨安競争に陥る危険もある」と批判的だった。

ところが、ドイツを含むユーロ圏もこのほど金融緩和に舵を切った。なぜユーロ圏が金融緩和に踏み切ったかといえば、デフレになりかけたからだ。

「通貨戦争」という言葉を使う人は例外なく、1930年代の大恐慌が各国の通貨切り下げ競争によって激化したという「神話」を信じているタイプの人といえる。

しかし、この「神話」は経済理論的に間違っていたことが研究で示されている。バリー・アイケングリーン・カリフォルニア大学教授とジェフリー・サックス・コロンビア大学教授による研究がそれ。戦間期における各国の為替切り下げ競争は、各国に好ましい結果をもたらしたことを実証的に示したのである。

というのも、為替レートはそれぞれの通貨の相対的な存在量で決まり、相対的に希少な通貨ほど為替レートが上昇する。そのため、金融緩和をすれば通貨安になる。ただし、各国が金融緩和競争状態に入れば通貨を切り下げようとしてもおのずと限界が出てくる。結果、通貨安競争は世界経済に壊滅的な打撃を与えるどころか、よい結果を生むということを示したのだ。

さらに、各国がインフレ目標を持っているときには、インフレ目標を超えて金融緩和をすることはない。そのため、通貨安競争といっても、各国のインフレ目標の上限までしか金融緩和しないという限界がある。

実際、金融緩和の先進国であるアメリカ、イギリス、日本は2%というインフレ目標がある。ユーロ圏は正式にはインフレ目標ではないが、2%になるまで金融緩和するという。カナダも2%のインフレ目標がある。インドは6%と高いが、インフレ目標を大きく超える金融緩和はない。

このようにインフレ目標が各国に浸透した現代では、各国が自国経済を一定のインフレ率と失業率に抑えようと経済運営をして、自ずと為替切り下げ競争にはならない。その結果、通貨切り下げは「近隣窮乏化」ではなく、実は各国経済がよくなるための「近隣富裕化」になって、世界経済全体のためになるわけだ。

各国が金融緩和に一斉に動くこの時代の本質とは何だろうか。

今の時代、モノを作る生産技術が大幅に進歩して、モノが安価に大量生産されるようになった。しかし、金融政策は旧時代のまま、各国の金融当局は過度なインフレ恐怖症状態にあった。このため、カネがモノに対して相対的に過小になって、逆にモノはカネに対して相対的に過大となる。このため、モノの価値が安くなって世界的にデフレ傾向が強まった。

各国の金融緩和には、こうした背景がある。多くなりすぎたモノと少なすぎたカネのバランスを保つために、カネを増やす金融緩和が求められているのだ。

『週刊現代』2015年2月14日

 

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コメント
 
01. 2015年2月08日 21:06:05 : pKoeGrSXuw
通貨戦争?お子様銀行の偽札戦争の間違いでは?

02. 2015年2月08日 21:53:42 : jXbiWWJBCA

>通貨切り下げは「近隣窮乏化」ではなく、実は各国経済がよくなるための「近隣富裕化」になって、世界経済全体のためになる

資源安で物価が上がらないのに、引き締めや緊縮で自国産業を潰し、雇用を崩壊させるのは愚かなこと



03. 2015年2月08日 22:41:56 : gFZGan971w
「というのも、為替レートはそれぞれの通貨の相対的な存在量で決まり、相対的に希少な通貨ほど為替レートが上昇する。」・・・と言う程、単純じゃあないと思いますが。個人的には。
いろんな手品がある。
国際金融は何でもできると思いますよ。

04. 2015年2月08日 22:51:52 : ZKnhQt6k6A
南米や東南アジア、アフリカ無視か?

それとアメリカに資金を流してるだけということも忘れるなよ


05. 2015年2月09日 03:22:25 : FfzzRIbxkp
地球規模の経済崩壊が迫っていると警告して下さる方がいます。

どうぞ、備蓄をしてください。飲料水や保存食を十分に確保してください。
危機が発生しても、心穏やかに冷静でいられるように訓練しましょう。
備蓄をしながらも、家族や友人、知人、周囲に、少しずつでもいいですから備蓄の必要性をお伝えください。

商店街を見ていますと、ありがたいことに非常食や燃料などが目につきやすい所に並べてあります。 地方で暮らせる方は、田舎の暮らしに移行するのもチャンスだと思います。

この危機の後には、宇宙周期が2倍の長さにシフトするそうです。

私はこの警告をしているサイトと出会ってから、毎月のように繰り返されていた家庭内DVがおさまりましたので、このサイトをありがたく思っています。
カウンセリングに行っても、神社でお祓いをしても、先祖の家系をさかのぼって調べても、どうにもならなかったDVがおさまったのです。

母親が台所で悲嘆にくれている、うつむいている姿。親子でポロポロと泣きながらこれからどうしようと、そんな話をしなくても済むようになったのです。


06. 2015年2月09日 10:25:33 : FhT0ksc7dQ
 歳入が歳出を永遠に上回る という国家はこれまで一つとして存在しなかったでしょ? 他国を侵略して永遠に収奪し続ける というなら別だけども。
 どんな覇権国でも最後は財政破綻するのですよね。なのに世界中には200を超える国家群が存在する。
 つまりこれは国家が国民から資産を定期的に巻き上げて生き残りを謀ってきた ということの証明ですよね!?
 戦争や恐慌によって都度国民は破産に追い込まれる。国家はデフォルトするけど、それでも国家が消滅することはないですよね!?

 インフレからデノミ、徳政令などによって、庶民がコツコツと蓄えてきた資産を、国家に巻き上げられる。

 今世界中で起こっている通貨安競争(戦争?)は、国家による国民の資産剥奪のはかりごと、窮乏化政策 としか思えません。


07. 2015年2月09日 12:28:57 : nJF6kGWndY

>>06

自国通貨建ての財政赤字は、政府と民間の間の資金バランスであり

別に対外的な問題ではないし

国内生産力さえしっかりしていれば、財政ファイナンス可能だからデフォルトする必要もない


国内輸出産業や金融が弱く、外貨建て国債を発行する場合は、為替リスクを伴うから、

よほどきちんと管理しないと、既得権国民や独裁者の浪費で崩壊することも多い


08. 2015年2月09日 13:22:38 : rBdp9dTw8G
07様  06です。 ご指摘有難うございました。
私は金融のことなど何も知らない素人ですが、ここ最近の国債バブルは、やっぱり誰かが誘導している と勘繰ってしまいます。陰謀論と一蹴されそうですが・・。
何となく胡散臭いなぁ と。

09. 2015年2月09日 15:56:01 : ESgW4yyyt6
ギリシャが緊縮なんて無意味なことやらないみたいな態度が不気味ですよね

10. 2015年2月09日 16:48:12 : mKxR488WKc
小学校時代の 『 お店屋さんごっこ 』 を思いだそう

それぞれの国で 政府発行の自国通貨で 国民がお店屋さんごっこをやれば
為替や国際金融に左右されない経済社会が出来上がる

政府通貨を 毎月国民に配り 
それで お店屋さんごっこを やれば 
餓死者もでないし 高齢者の万引きもなくなる
これで 衣食住は 安心だ

勿論 税の徴収もない・・・・・  よかった!!

★通貨に対する考え方 システムを もう一度 よーく考えてみよう


11. 2015年2月09日 23:09:22 : jWhomqAklo
ところが、ドイツを含むユーロ圏もこのほど金融緩和に舵を切った。なぜユーロ圏が金融緩和に踏み切ったかといえば、デフレになりかけたからだ。>

金融緩和がデフレ防止との売りこみに、ドイツが嵌められた。



12. 2015年2月10日 13:20:05 : p9B89YgNYw
通貨戦争の勝者は大量発行、ドル両替、世界の資源を買いあさる中国。
通貨安は世界の工場としての中国の地位を保つためにもなる、一石二鳥の政策。

日本と反対のことをやってるんだね。

日本がアメリカに放棄させられたイランやアフリカの鉱区も買ってるし、
アメリカと組んでいるように外見上見えるんだね。

通貨の本質は交換機能で、それ以上の価値は無い。

日本は工作を仕掛けられているわけだけれどの一般庶民にその認識が無い。
政治家レベルでは脅されてるんだね。
不審死は許されないレベルの場合。
黙っていろは、マスコミからの金銭スキャンダル暴露。
新潮や文春は手先だし、もちろん司法は完全におさえられている。

地球の未来を心配したり世界に貢献したりしている場合じゃないと思うんだけど。


13. 2015年2月10日 22:03:07 : 3w2GuVDarw
通貨戦争とは一言で言えば米国債抜き取りごっこである。
マイナス金利で緩和させ強いドルで米国債に抜き取るという事だ。
黒田が最初に落ちて、今度はドイツが緩和に落ちた、情けない。
日本もドイツも勝手に落ちてる。
トップが動くと米国債が勝手に勝つ。             
安倍の中東発言もそうだが、トップが勝手に負けに行く。
やる事なす事全てがこうだ。
守るべきトップを国民が穴埋めで、おんぶに抱っこ。
完全に逆転している。                 


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