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街中の疑問 北陸新幹線の「最高速度」はなぜ東海道新幹線よりも遅いのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/157067
2015年2月8日 日刊ゲンダイ
3月14日に開業する北陸新幹線。東京─金沢間が最速2時間28分で結ばれ、所要時間は最大1時間20分短縮される。首都圏から北陸は日帰り圏内となり、ビジネス客の往来が飛躍的に増えそうだ。
共同運行するJR東日本とJR西日本も、航空機に流れていた利用者の取り込みに力を入れる。それぞれ杏と仲間由紀恵をイメージキャラクターに起用し、テレビCMもバンバン流している。5日はマスコミ向け、7、8日は一般向けに試乗会も開催。じわじわと開業ムードを盛り上げているのだ。
ただ、疑問がひとつ。使われる車両はE7系(JR東日本所有)、W7系(JR西日本所有)と呼ばれる最新鋭モデルである。それでも最高速度は時速260キロ。50年前に開業した東海道新幹線よりも10キロ遅いのだ。30年以上前に開業した東北新幹線は320キロだから、その差は60キロに上る。いったい、なぜ?
「北陸新幹線は整備新幹線に分類され、法律で最高速度が260キロと定められています。最新鋭車両でも、ほかの新幹線より遅いのはそのためで、性能が劣るわけではありません」
こう言うのは、JR東日本の広報担当者。車両のせいではないのだ。
実際、モーターのパワーやブレーキの性能は、最高320キロの東北新幹線E5系と同じ水準という。停車駅の手前と軽井沢近辺のカーブ以外は、高崎から金沢まで、ほぼ260キロで走り抜ける。強い足腰で長野の山間部もぐんぐん越えていくイメージだ。
ただし、いくら性能が高くても、法律が変わらない限り、これ以上の時間短縮は望めない。
「ブレーキの性能をさらに高めて最高速度で走れる距離を延ばすなど、こまごまとした技術面の見直しを積み上げれば、1分単位で時間短縮を図れるかもしれません。それでも大幅に所要時間を減らすのは難しいでしょうね」(広報担当者)
法律の問題とは別に東京─大宮間は110キロ、大宮─高崎間は240キロと、周辺環境に配慮した上限速度も設けられている。障壁は多いのだ。
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