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「AQUOS K」(「シャープ HP」より)
ガラケー愛用者に吉報!話題のガラホは結局買いか?使い慣れた操作性だが料金割高?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150205-00010005-bjournal-bus_all
Business Journal 2月5日(木)6時1分配信
日本のフィーチャーフォン(ガラケー)は、スマートフォン(スマホ)が普及する以前からとても高性能だった。機能面では、現在のスマホと大差ないほど、多くの機能が搭載されており、逆に海外で展開されているスマホに搭載されていないような機能も多くあった。
あまりにも日本独自の進化を遂げていたことから「ガラパゴスケータイ」と呼ばれ、それが「ガラケー」となった。二つ折りできるため携帯しやすく、ハードウェアキーで操作するガラケーのほうが使いやすいため、愛用している人は今でも多い。特に50代以上の層ではガラケー利用者が圧倒的に多い。
そうした中、外見はガラケーで中身はスマホ用OSのAndroidという端末が登場した。KDDI(au)が1月19日に発表したシャープ製の「AQUOS K」だ。この独特な端末が「ガラホ」という新しい名前で呼ばれ、話題となり始めている。
●ガラパゴスとAndroidの融合
ガラパゴス(日本独自)なサービスとして身近な例を挙げれば、「おサイフケータイ」や「ワンセグテレビ」などがある。大手携帯電話事業者(キャリア)が独自に提供している各種サービスも、その類いといえる。
こうしたガラパゴスなサービスを搭載したスマホは、すでにたくさんある。一部では、そのような端末を「ガラスマ」と呼んでいる。ちなみに対義語は「グロスマ」だ。これは海外で販売されている製品と同じ仕様のもので、グローバルモデルであることを示している。
「AQUOS K」が、それらの端末とどう違うのかといえば、まず見た目が完全にガラケーである点が挙げられる。液晶画面が内側になる二つ折りスタイルで、数字キーと方向指示キーのようなものが搭載されている。見た目としては、ガラケーの新機種が発売されたとしか思えない。しかし、この操作キー部分全体がタッチパネルセンサーの役目を果たしており、画面の拡大・縮小などを容易に行える。ディスプレイ部はタッチ操作に対応していない。
また、OSはAndroidだが、アプリマーケットである「Google Play」には対応しないので、アプリは「auスマートパス」から「AQUOS K」に対応するものだけを配信する予定だという。つまり基本的には最初から入っているものと、追加提供される少量のアプリしか利用できないと考えられるから、スマホらしい自由さはあまりない。
しかしAndroid用のブラウザからスマホ向けサイトは見られ、LINEもスマホ用のものが使える。メッセージのやり取りは、メールからLINEへ移行するユーザーが増え続けており、ガラケー向けのサービスは近い将来に停止するものが多く、ガラケー好きユーザーも渋々とスマホに乗り換えざるを得ない状況になってきていることを考慮した端末といえる。
●Win-Winな「ガラホ」が今後増える?
ガラケー向けのOSやサービスを開発するよりも、すでに普及しているAndroidをガラケーユーザーに合わせるほうが簡単に端末開発できる。ハードウェア的には過去のガラケー時代のノウハウが生かされるだろう。デザイン面で差別化しづらいスマホより、面白いものが生まれるかもしれない。
またキャリアとしては、3G通信を終了させてLTEなどの高速通信方式へと切り替え、サービスを集中できるというメリットがある。例えば、LTE を使った音声通話サービスのVoLTEなどにガラケーを対応させようとすれば、新たなOSの開発が必要になるが、Androidを使えば簡単に対応端末を増やすことができる。
ガラケーユーザーにしてみれば、使い慣れた操作方法から大きく変わらず、必要な機能だけに絞り込まれた端末であればスマホに移行しやすいだろう。
誰も損をしない、Win-Winな状況にも見える。ただ1つ不安なのは料金体系だ。スマホの場合、パケット定額プランの契約がほぼ必須であるなど、月額料金が高額化しやすい。メールと電話と少しインターネットを閲覧する程度でよいといったユーザーにとっては、スマホと同じ料金体系は高すぎるはずだ。
auは、「AQUOS Kスタート割」というプランを設けており、高速通信サービスに加入するなどの条件を満たせば、4年間毎月1000円の料金が割り引かれるが、これでユーザーが納得するのだろうか。また、今後も続いてガラホが発売されるのであれば料金体系は変わってくるかもしれないが、先行きは不透明だ。
このガラホは、ガラケーユーザーをスマホへ誘導する足がかりとする狙いもあるようだが、ユーザーがどのように受け止めるのか今後の動向が気になるところだ。
編集部
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