http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/419.html
Tweet |
会見したシャープの高橋社長/(C)日刊ゲンダイ
ソニーと同じ道…再び赤字転落 シャープに残された“延命策”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156952
2015年2月4日 日刊ゲンダイ
「目の付けどころがシャープ」じゃなくなったのか。経営再建中のシャープが再び崖っぷちに追い込まれた。3日に公表した15年3月期の連結最終損益が従来予想の300億円の黒字から、300億円の赤字に転落する見通しとなったのだ。
最終赤字は13年3月期以来、2年ぶり。「世界の亀山モデル」で知られた「液晶テレビ」で家電業界を一世風靡した面影はすっかり消えた。テレビ事業の採算悪化で経営不振が表面化したのは3年前。起死回生を狙って注力した中国市場向けの中小型液晶パネル事業が振るわなかったのが、今回の赤字転落の要因だ。
「業績低迷は、中国市場の競争激化です。とくに大手の『小米科技(シャオミ)』向けのビジネスを同じ日系企業の『ジャパンディスプレイ』に奪われたのが大きい」(経済紙記者)
■見つからない「稼ぎ頭」
不振にあえぐシャープにとって、中国のスマホ事業は社運をかけた一大事業だった。テレビ事業に代わる屋台骨にしようとしていただけに、中国での失敗は打撃が大きい。株式評論家の倉多慎之助氏もこう言う。
「中国市場に乗り込んでいったといっても、しょせんシャープは下請け。完成品を作るプライスリーダーではないのだから、他社と競合し、価格競争に巻き込まれるのは時間の問題でした。やはり液晶テレビの成功体験に引きずられ、新たな商品開発を怠ったツケは大きいでしょう」
新たな「稼ぎ頭」が見つからない以上、ジリ貧は避けられない。このままシャープは経営破綻に向かってしまうのか。
「売上高3兆円の大企業だけに銀行団も簡単に整理できないでしょう。となると、残る道はただひとつ。ソニーのような『部門』の切り売りです。シャープは生活家電や太陽光発電、オーディオビジュアル……など幅広い分野を手掛ける総合家電です。“過去の遺産”を少しずつ売却し、新たな商品開発に経営資源を投下するしかありません」(経済ジャーリスト)
再生の道のりはかなり厳しそうだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。