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悪い時代に生きるには「あらゆる無駄を捨てる」を優先する
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2015年1月31日 Darkness - ダークネス
時代が明らかに悪化している。経済格差は世界中で広がっているが、日本人もまたそんな世界の潮流に飲まれて、苦しむ人たちがどんどん増えている。
そして、精神的にも参ってしまう人たちも日本社会の大きな病巣となりつつある。
「鬱病」は、もう特殊な病気ではない。こんな、閉塞的な時代の中で、正気を保っていられる人の方が不思議だとも言われるような時代なのである。
考えなければならないのは、私たちは、時代が進むにつれて、「まわりの環境が悪化する中」で生き延びなければならないことだ。
経済大国だと言われて得意満面になっていた日本人は、まさか自分たちが追い詰められて、こんな時代を生きなければならなくなるとは夢にも思わなかったのではないだろうか。
しかし、もちろん誰もが貧困に向けて転がり落ちていくわけではない。誰もが生活保護を受けなければならないほど追い詰められるわけでもない。
■悪い時代に適応して、生き残れる人とは?
悲惨な時代へと悪化していく中でも、一本の芯を持って時代に立ち向かって生き残る人もいる。どんどん悪い方向に転がり落ちていく中で、それに適応して生き残る人たちもいるのだ。
悪い時代に適応して、生き残れる人とは、いったいどんな人なのか。
「右肩下がりの時代」「衰退の時代」「困難な時代」に生きるために、欠かせない「考え方」がひとつある。
世の中が衰退し、何もかも悪くなっていく時代というのは、今までの豊かさが消えて行く時代である。国や行政が衰退するので、様々な社会福祉が消えていく。年金も削減される。
企業も雇用者を切り捨てていくので、人々は安い給料でも働かざるを得なくなる。そうやって、今まで蓄積されていた富は、少しずつ、目に見えて消えていく。
私たち日本人は、多くがその時代の流れに飲まれていく。だから、そんな時代に必須なのは、「無駄を捨てる」ことなのであると言える。
これこそが、悪い時代に生き残る「考え方」だ。
時代が悪くなる。生き方が難しくなる。現実的に生きなければならない。そのために、無駄を捨てる。これは、とてもシンプルな思考の流れである。よくよく考えてみれば、とても当たり前のことでもある。
しかし、そこに気付くかどうかは別問題だ。気付かない人は最後までこの単純な真理に気付かない。
「悪い時代でも生き残るには、あらゆる無駄を捨てる」というのが気付きにくく、実践も難しいのは、人には物に対する執着があるからだ。
■無駄を捨てるというのが、なぜ現実的なのか?
無駄を捨てるというのが、なぜ現実的に生きるということにつながるのか。
その感覚がよくつかめない人もいるかもしれない。
しかし、実際に実践していくと、「無駄を捨てる」ことが現実的なメリットにつながるというのが納得できるようになる。
無駄を捨てることによって、よけいな出費も抑えることができるようになる。さらに、自分が本来やらなければならないことに集中できる。
・無駄な物を捨てると維持費が要らなくなる。
・無駄な物を捨てるとメンテの時間が要らなくなる。
・無駄な物を捨てると、空間が広く使える。
・無駄な物を買わないことで、出費が抑えられる。
・無駄な物を買わないことで、付属品も要らなくなる。
・無駄な物を買わないことで、大切なものが買える。
・無駄なことをしないことで、出費が抑えられる。
・無駄な趣味を捨てることで、出費が抑えられる。
・無駄な娯楽を捨てることで、出費が抑えられる。
・無駄な人間関係を捨てることで、出費が抑えられる。
・無駄な人間関係を捨てることで、時間ができる。
・無駄な人間関係を捨てることで、悩みが減る。
・無駄を捨てることで、大切なことに集中できる。
・無駄を捨てることで、たっぷりと余裕ができる。
・無駄を捨てることで、シンプルになり悩みが減る。
無駄を減らすということに注力することによって、そこから受けるメリットは最初の想定よりもずっと大きなものになる。生活がシンプルになり、生き方がシンプルになり、自然と節制がはかどっていく。その効用は、計り知れないものがある。
時代が悪くなればなるほど、無駄を削ぎ落として、大切な時間に注力しなければならない。
だからこそ、「無駄を捨てる」というのは、何気ないことではあるように見えて、実はすべてを排して取り組まなければならない重要な行動方針なのである。
■企業でさえ、無駄を捨てることで生き残る
無駄を排するというのが、どれだけ重要な「考え方」であるかは、実は個人よりも企業の方がよく知っている。無駄は、よけいなコストを生み出す。
実は、この無駄を徹底的に排除しようという考え方で世界有数の企業となったのが、日本のトヨタである。
トヨタの改善は「カイゼン」として、今やアメリカのGM、IBM、ボーイング、GEと言った巨大企業がこぞって研究して取り入れている。
トヨタのカイゼンというのは、別に難しいことを言っているわけではない。むしろ、拍子抜けするほど簡単なことを言っている。その本質は、「無駄をなくせ」というものである。
無駄をなくすためのひとつの方法として「整理整頓する」ことがトヨタでは最重要視されているのだが、トヨタの言う「整理整頓」とは何か。それは、
整理=捨てること。
整頓=いつでも取り出せるようにすること。
なのである。捨てることによって、工場は見通しが良くなり、分かりやすくなり、コストが不要になり、動作が楽になり、仕事が分かりやすくなり、その結果、効率が良くなる。
普通、企業というのは「溜めること」を重視する。「ないよりも、あるほうがいい」というのが普通の経営者の考えることである。
しかし、トヨタは真逆だ。「整理整頓」の「整理=捨てること」がどこまでできるかが重要視されている。
企業ですらも、「悪い時代でも生き残るには、あらゆる無駄を捨てる」を実践しているのである。いかに、「捨てる」ことが今の時代に重要なのかが分かるはずだ。
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