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住宅着工5年ぶり減 昨年9%、増税で持ち家低迷:単なる反動減ではなく消費税増税のたびに水準を切り下げた住宅着工数
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/326.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 1 月 30 日 03:43:42: Mo7ApAlflbQ6s
 


住宅着工5年ぶり減 昨年9%、増税で持ち家低迷[日経新聞]

 2014年に着工された住宅数が前年比9%減の89万2千戸程度だったことがわかった。前年の実績を下回るのは5年ぶり。昨年4月の消費増税で市場が大きく落ち込んだ。なかでも持ち家の減少率は約20%と17年ぶりの大きさだった。政府は住宅エコポイントの復活や省エネ住宅を対象にした金利優遇幅の拡大で、低迷する住宅市場の活性化をめざす。国土交通省が30日に新設住宅着工戸数を発表する。

 住宅投資は木材やコンクリートなど建設資材から住設機器まで波及する業種が広く、関連する業界への影響が大きい。
 持ち家と貸家、マンションなどの分譲住宅を含めた全体の住宅着工は89万2千戸程度。なかでも持ち家は28万5千戸程度と09年以来の低水準にとどまった。落ち込み幅は約20%と1997年(約26%)以来の大きさだ。
 月次でみても、14年12月の住宅着工は約15%減の7万6千戸程度と回復の兆しがみえない。政府は13年9月末までに工事契約を結べば、14年4月以降の引き渡しでも税率5%を適用する特例措置を設けた。

[日経新聞1月29日朝刊P.1]

 

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コメント
 
01. 2015年1月30日 09:07:19 : nJF6kGWndY

増税反動に加え、円安実質賃金下落、人口減と震災・犯罪リスク、空家問題、節税リフォーム志向などなど

特に斜陽産業の新築ビジネスは、下押し圧力が強いのは当然だな

http://diamond.jp/articles/-/65953 
アベノミクスに踊らされたハウスメーカーの苦悩(上)消費税8%の「高金利」を貪る政府の高利貸し事業の正体
 筆者が某都市銀行に勤務していた時代、長期プライムレート(長プラ)は年7%台であった。当時、住宅ローンを申し込んだ人の多くが、変動金利よりも固定金利を選択していた。金利はまだまだ上昇すると考えていたからであろう。
 その後、長プラが8%や9%にまで上昇することはなかった。だからと言って、当時固定金利を選択した人を揶揄(やゆ)することはできない。それは後講釈である。
 現在の長プラは、年1%台だ。民事利率は年5%であり(民法404条)、商事利率は年6%であるから(会社法117条4項ほか)、現在の金利は最安値圏と言えるだろう(日本経済新聞2014年12月31日)。
 いまから住宅ローンを組む人は、長期固定の住宅ローン「フラット35」を選択するのだろうか。いつの時代も、リスクを回避したいという思いは強いようである。
 金利に敏感な人たちを嘲笑うかのような時事問題が、消費税だ。アベノミクスや黒田バズーカによって、どれほどの低金利が実現されようとも、消費税率8%という「高金利」は尋常ではない。長プラ1%台と比較すると、8%の金利を要求する政府は、とんでもない「高利貸し」に映る。
企業経営者は、マクロ経済よりも
「自社はどうなのか」に関心がある
 政府という名の高利貸しに追い立てられる人たちが、どのような行動を取るのかを、戸建て注文住宅の受注データを用いて確認しておこう。

 〔図表1〕は、戸建て注文住宅の受注について、対前年同月比を百分率で表わしたものだ。一般社団法人住宅生産団体連合会の資料を利用して、13/1(2013年1月)から14/6(2014年6月)までの推移を描いた。
 〔図表1〕を見ると、2013年4月は黒田バズーカ(異次元金融緩和)の号砲により、受注が急増した。その後、消費税率5%が適用される2013年9月まで、駆け込み需要が発生した。ところが、2013年10月以降、大ブレーキがかかり、戸建て注文住宅への需要が急速にしぼんだことが読み取れる。
 〔図表1〕は、戸建て注文住宅の受注データとはいえ、マクロ経済統計というべき資料だ。個々のハウスメーカーとしては、「天下国家のマクロ経済よりも、自社の経営環境はどうなのか」を知りたいところだろう。
 メディアなどを見ると、とにかくマクロ経済統計に関する記事が多い。雇用統計がどうのこうの、設備投資動向がどうのこうの。しかし、個々の企業の立場からすれば、マクロ経済統計など「どこの世界の話だ」である。企業が知りたいのは、「自社の経営環境はどうなのだ」である。
 かと言って、売上高利益率やROE(自己資本利益率)などの指標は「点と線」を繋げたものであり、「超ミクロ」すぎる。個々の企業の視点に立ち、「面」で展開して、企業業績を「俯瞰」する分析手法はないものだろうか。
 今回はそうした視点に立ち、大和ハウス工業(以下、大和ハウス)、積水ハウス、住友林業およびミサワホーム各社の決算データを利用しながら、「面の分析」を展開してみよう。
売上高に占める固定費の割合が
「2.3%」にとどまるものなのか
 ハウスメーカーの双璧と言えるのが、大和ハウスと積水ハウスだ。そのうち大和ハウスについて、本連載で再三利用しているタカダ式操業度分析の静態図表を〔図表2〕に示す。

 〔図表2〕において、右上方に分布している赤色の4個の点は、2013年12月期から2014年9月期までの4四半期を、年間ベースに直したものだ。現在の会計学では、赤色の4個の点を1次関数の直線で結ぶ。これをCVP分析(損益分岐点分析または限界利益分析)と呼ぶ。
 1次関数の直線を、左の縦軸まで延伸したところに、大和ハウスの「CVP固定費635億円」を表示している。世に100万人の会計学者やアナリストたちがいると想定するならば、そのうちの99万9999人は異口同音に、2013年9月期までの4四半期の固定費は「635億円が正しい」と主張する。それがこの100年間、会計の世界で絶対的通説として君臨してきたCVP分析だ。
 しかし、よく考えてほしい。大和ハウスの場合、2013年12月期から2014年9月期までの4四半期の売上高合計は、2兆7825億円に達する。この売上高に占めるCVP固定費635億円の割合は、2.3%にすぎない。このような分析結果は、大和ハウスの実像を表すものと言えるのだろうか。ところが、「実像を表すのだ」と主張するのが、この100年間、メディアなどでもこぞって利用してきたCVP分析(損益分岐点分析または限界利益分析)なのである。
分析手法によって
「15.8倍」もの差が生じる
「そのような愚かな理論があってたまるか」ということで、99万9999人に抗して、筆者1人で反旗を翻して描いたのが〔図表2〕の総コスト曲線ABCDEである。これは赤色の4個の点を「複利曲線」で繋いだものである。
 企業活動をよくよく観察すると、昨日稼いだキャッシュは今日へ再投資(複利運用)され、今日稼いだキャッシュは明日へ再投資(複利運用)されていることがわかる。「企業活動は日々複利の連鎖構造を内蔵する」という発想に基づいて描いたのが、〔図表2〕の総コスト曲線ABCDEであり、これに基づいて展開される分析手法を「タカダ式操業度分析」と呼ぶ。
 総コスト曲線ABCDEが縦軸とぶつかったところに「基準固定費1兆0002億円」が表示されている。複利計算構造のタカダ式操業度分析から導かれた「新しい固定費」の値だ。先ほどの「CVP固定費635億円」と比べると、「基準固定費1兆0002億円」は15.8倍にも達する。2014年9月期までの売上高合計2兆7825億円に占める基準固定費1兆0002億円の割合は、35.9%にも達する。これが大和ハウスの実像というものであろう。


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