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10年後の中国は?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4817316.html
2015年01月28日 NEVADAブログ
中国の実業家・富裕層と話してわかることは、この5年間で中国人は物凄く変わったということであり、このまま変わり続ければ、中国は必ず日本を飲み込んでしまい、アメリカをも脅かす存在になるということです。
中国と言えば一党独裁、共産党政権という支配イメージがあり、情報も操作され、まともな情報が出てこないと見られていますが、この5年間で中国の情報公開はすさまじく、地方政府を糾弾する場面が取材されNHKで報道されたり、暴動後の映像が流れたりしており、隠すこともあるのでしょうが、今までの中国ならあり得ない情報が海外に出されています。
また企業倒産や経営者の自殺や夜逃げ等も公開情報として報じられており、ここまで明らかにして大丈夫かと思う程、情報公開が進んでいます。
最近では、税金を滞納している市民の顔・名前・身分証明書番号まで駅前の電光掲示板で公開し、それを西側のマスコミが取材して報道するようになっており、「個人情報保護はどうなっているのか」と言えますが、裁判所で認められれば公開しても良いとなっており、ある意味、民主化が進んでいると言えます。
以下の報道をご覧ください。
「負けは負け」、「日本人にはかなわない」と認めている中国人が出てきているということは、これは恐ろしいことなのです。
何故なら、かつて日本が歩んだ道だからです。
日本人はアメリカ製品を分解し、とてもかなわないとして、ならばそっくりマネして作り、それを安く販売していた時期があり、日本人は「猿まねがうまい」とアメリカ人に嘲笑されていたことがありましたが、その後、そのコピーを改良し、独自の技術を編み出し、アメリカを席巻するようになったのはご存じの通りです。
その同じ道を中国が歩み出しているのです。
冷静に情勢を分析出来るようになれば、後はどれだけ優秀な技術者が出るかだけであり、物まねから独自の技術・製品を開発していき、一世を風靡した日本の後を今中国が猛烈に追い上げていると言えるのです。
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日本製家電に苦渋の脱帽! 「すごすぎる。作れない」と中国人技術者
中国人経済評論家の呉暁波氏は、日本を訪れた際、多くの中国人客が日本製品を争って買い求める姿に接した。
中国人経済評論家の呉暁波氏は、日本を訪れた際、多くの中国人客が日本製品を争って買い求める姿に接した。そこで、中国の大手家電メーカーで、炊飯器販売では全国トップの「美的(Midea)」の技術者に尋ねた。「日本製炊飯器は、本当に神秘的なほどすごいのですか?」。技術者はしばし沈黙。そして厳粛な顔つきで答えた。「われわれは、どうすればよいか分かりません」――。
呉氏は、中国の大手ポータルサイト「新浪網」で、日中の家電製造業の差を指摘する文章を発表。日本製品には高度な技術が詰め込まれていると指摘し、表面的に表れる機能や品質のすばらしさは「氷山の一角だ」と論じた。
炊飯器の場合には、精密な電子制御がある。ヘア・ドライヤーはプラズマクラスターイオンの技術が採用されている。そのため、使用後の髪がなめらかになる。セラミック包丁はステンレス包丁と比べて耐久度が60倍。切れ味は全くことなる。超音波技術を用いた電動歯ブラシは、ドイツ製と比べて半分程度の重さで、アジア人の口にもよくマッチする。
「美的」の技術者によると、同社幹部が日本を訪れた際、電気炊飯器を購入して持ち帰り、技術者研究させた。実際に米を炊いたところ、水晶のような飯が炊きあがった。粘り気も適切で「実にすばらしかった」という。内釜の素材に大きな技術刷新が込められていることは分かったが「どうすればよいのか、方法を探しあてられない」のが現状という。
技術者は「われわれには、できない」と認める前に、3秒間ほど沈黙した。重苦しい沈黙だった。しかし極めて誠実に、日本と中国の間の大きな技術格差について語ったという。
中国人の間では、洗浄機能付きの便座も人気だ。呉氏は最近になり沖縄を訪れたが、那覇空港では、30人ほどの中国人団体客が洗浄機能付きの便座に殺到。1人で5個も買う人が3人はいた。店員は「中国人団体客がいらっしゃれば、確実に売り切れてしまいます」と説明したという。
経済評論家である関係で、呉氏には製造業企業を経営する知人も多い。彼らは改革開放が本格化した90年代から「のし上がった」企業人だが、それから20年が経過した現在は「かつてない苦境にあえいでいる」という。
呉氏は、中国の製造業者が置かれている問題点を3つに整理した。まず、コスト面での有利さが消えた。中国には広大な土地、大量の労働力がある。税制でも優遇された。これがコスト面の有利さを生み出したが、現在では各方面の費用が上昇し、コスト・パフォーマンスの優位性も「薄皮1枚」になった。呉氏は、中国企業がコスト面で有利だった一因として「環境保護になんの責任も負わなかった」ことも挙げた。
呉氏によると、中国企業は、広域・多層な販売ネットワークのピラミッドの構築で強みを示した。しかし、インターネット通信の発達で、かつての販売網は「1晩にして瓦解」状態になったという。
製造業界はさらに、長年にわたって「構造改革」が叫ばれていたにもかかわらず、何の手も打たなかった。最近になり、スマートデバイス、3Dプリンター、ロボットなど、新たな概念が「きらめくピーターパン」のように天から降ってきた。新たな商品を生み出す「手立て」になるはずだが、50代、60代になってしまった企業家は「理解できているような、できていないような」状態で、活路を開くことはおぼつかない。「座して死を待ち、死を恐れて変革できない」状態になってしまった。
呉氏は、那覇空港で日本製品に殺到する中国人客の姿を、改めて思い浮かべた。そして、「中国の現在の中産階級は、理性的な消費行動者の中堅」と指摘。彼らが衝動的に購買行動を起こすことはあまりない。広告に動かされることも少ない。「品質本位で、安くてよい品を選ぶ」特徴がある。本来ならば、このような消費者の一群が発生したことが、製造業者の「モデルチェンジをし、アップグレードする転換点」をもたらすきっかけになるはずだ。
呉氏は、「メード・イン・チャイナが明日を築けるかどうかは、人々の心を動かす製品を作ること、中産家庭にとって海外に行って洗浄機能付き便座を買う必要がなくなるかどうかにかかっている。他にはない」と断言。
呉氏は、産業に繁栄をもたらすのは「技術と理念と刷新」と指摘。中国では家電業界を「もはや時代遅れの産業」とする見方があるが、呉氏は「世に斜陽産業というものは存在しない。あるのは斜陽の企業と斜陽の人だけだ」と主張した。
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