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日本だけが「出口なき金融政策」を実行する謎 実は歯止めが効いている、ECBの金融緩和策()
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/275.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 27 日 07:42:25: igsppGRN/E9PQ
 

ついに量的緩和に踏み切った欧州中央銀行(ECB)。筆者に言わせれば、日米欧の中央銀行の中で、出口なき金融政策をとっているのは日本だけだという(写真:REX FEATURES/アフロ)


日本だけが「出口なき金融政策」を実行する謎 実は歯止めが効いている、ECBの金融緩和策
http://toyokeizai.net/articles/-/59019
2015年01月27日 小幡 績:慶應義塾大学准教授 東洋経済


ついに、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和に踏み切った。ここ数年、市場や政治の要求に屈せず、量的緩和からは一線を画してきたECBまでが量的緩和を行うことで、金融市場はついに歯止めを失った。

■堕落したのは、実は日本と欧州だけ

では、世界は超金融緩和の世界に入り、金融市場はマネーに溢れ、バブル突入、世界金融市場崩壊、となるかというと、そうでもない。量的緩和に対して、原理的にも実践的にも強く反対している私にとっては、その方が、わかりやすく原稿を書けるのであるが、現実はそうではない。なぜなら、堕落したのは、日本と欧州だけだからだ。

米国の中央銀行(FED)、あるいはFRBのバーナンキ議長(当時)が、もっとも量的緩和の正当性を強く主張し、信じ、愛し、実行してきた。心の底から正しいと思って、ある意味、前向きに実行してきた。世界唯一の「明るい金融計画」ならぬ「明るい量的緩和」を行ってきた。

一方、日本とECBは、市場と政治とエコノミスト世論の量的緩和の催促に、抵抗を続けてきた。日本銀行の白川前総裁は、理論で量的緩和に抵抗してきたが、政治の力に屈せざるを得ず、最後はアコードを結び量的緩和を行った。しかし、それでも、量的緩和を行うに際して、副作用だけ説明する「辛気くさい量的緩和」であり、そのせいで、せっかく量的緩和を行っても効果がなくなってしまったと、揶揄された。

ECBは、実は、積極的に、資産購入を行ってきた。それは、景気対策としての量的緩和ではなく、欧州金融市場崩壊、欧州経済崩壊、ユーロという仕組みの崩壊の危機に際して、リスク資産となってしまった国債を買い入れてきた。

つまり、欧州金融危機に際して、投資家が質への逃避を行い、ギリシャを始め、ポルトガル、スペイン、イタリアといった国々の国債の価格が暴落(金利は上昇)した。国債は、暴落して一定の利回り以上になってしまうと、国債という低リスク資産としての意味がなくなり、買い手が全くつかなくなってしまう。利回りが7%を超えてくると、その国の財政は持続可能性に明らかな疑義が生じ、取引は凍り付いてしまったようになくなってしまう。投機家だけが反転を狙って、投げ売りを拾うぐらいで、金融市場が機能しなくなってしまう。

まさに、ECBは、この金融市場の機能不全を解消するために、リスクが高まってしまったと市場に見なされた資産である国債を買ったのだ。その分、ドイツ国債など格付けの高い、むしろ利回りが低下した国債を売った。これらの危機と見なされた国の国債から逃避した資金が殺到して、利回りが低下した国債は、金融市場の機能不全どころか、買い手が殺到しているわけであるから、この国債を買う必要はなかった。

そして、何より重要なことに、量的緩和は何が何でも行いたくなかったのである。したがって、国債の買い入れによって、中央銀行から流出するマネーが増加することを防止したかった。その結果、市場で買い手がいなくなったリスクの高い国債を買い入れ、一方、市場で買い手が溢れている国債を売り、マネーの量は中立的になるようにしたのである。

■米国の金融緩和によって、迷惑を被った新興国

したがって、米国は世界的にはマイノリティ、異端派であったのである。さらに、新興国を考えれば、ほとんどの新興国は、米国の大規模な量的緩和に強く反対していた。G20でブラジルが非難したのは有名だが、新興国にとっては、米国の量的緩和は迷惑なだけだった。

米国で余ったマネーは、新興国金融市場になだれ込み、不動産、金融バブルを膨らませた。一部の国は、金融バブルにとどまらず、実体経済も高インフレになってしまった。金融バブルが実体経済に波及したのである。それらの国は、金融市場も実体経済も米国に比べれば、吹けば飛ぶような規模であるから、金融バブルは経済のすべてを混乱させる。

新興国経済の弱点は、インフレとそれによる通貨価値の下落である。バブルにより、見かけの経済規模、成長率、株価、地価は膨らんだが、それを相殺するようにインフレが起き、それにより通貨価値が下落した。

実体経済へのプラスが大きくないままに、バブルの膨張を抑え、インフレと通貨下落を抑えるために、新興国の中央銀行は金利を引き上げざるを得ない。これにより、実体経済は腰折れする。実体経済の実物の投資が減退する。外的な金融要因による金融バブルの実体経済への影響はマイナスなのである。だから、新興国の中央銀行は、米国に対して怒っているのである。

そして、米国は量的緩和を縮小させ始めた。終了と言われているが、それは正しくない。購入をストップしただけであり、まだ量的緩和により買い上げたリスク資産は米国FEDのバランスシートの上に大量に残っている。量的緩和は縮小しているが、まだ終わってはいない。出口に向かっているだけだ。

米国の量的緩和が出口へ向かい始めると、新興国の中央銀行は、また怒りの矛先を量的緩和および米国FEDへ向けた。量的緩和を縮小するのは止めてくれと。

これを、バーナンキは冷笑した。おまえらは、本当に自分勝手で、ご都合主義だなと。量的緩和をやれば、やるなと言うし、止めようとすれば止めるなという。いったいどっちなんだ。米国経済は盤石だから、経済が混乱してあえいでいる新興国の中央銀行の人々を小馬鹿にしたように、せせら笑った。

しかし、新興国の哀れな中央銀行の方が、理論的にも現実的にも正しいのであり、バーナンキこそ自分勝手である。しかし、これは、アメリカの伝統に基づく、孤立主義、自国の経済こそがすべての世界であり、今さら驚くことではない。

■米国から「往復びんた」をくらった新興国  

なぜ新興国の言い分の方が正しいかというと、要は、量的緩和とその終了で、バブルを勝手に作られ、勝手に潰されるという、いわば往復びんたであり、実体経済が、これに振り回されることになったからだ。

これが、なぜ過度の金融緩和が問題であるかを最も端的に表している。バブルを作って潰すのだ。実体経済が金融の乱高下に振り回され、それにより、資源が的確に使われず、ロスが生じてしまう。それが問題なのだ。

米国においては、実体経済の調整として金融緩和を行っている。だから、実体経済に対する悪影響は少ない。ところが、新興国は、米国の金融市場といういわば世界金融市場の影響をまともに受ける。だから、必ず被害を受けることになる。恩恵を受ける可能性は、トータルでは決してない。常に攪乱要因であり、国内経済のために、ベストな金融政策を行っているのであるから、そこへ影響を与えるということは、必ずベストな地点から経済はずれてしまうからだ。

米国の金融市場の影響が、新興国の経済に対して極端に大きい場合は、為替の調整はうまくいかない。金融市場のバランスをとる為替レートと、実体経済のバランスを取る為替レートは大きく異なるからだ。

このように、攪乱されたところへ、例えば、今回の原油安のようなショックが追加的に起こると、新興国経済のうち、原油安がマイナスな国においては、経済が崩壊する危機に陥る。ヴェネズエラが良い例だ。もちろん、ヴェネズエラはもともと、インフレになりがちな経済であり、金融政策も実体経済構造も脆弱であることが大きな理由ではある。しかし、崩壊に、外部の金融政策が影響を与えていることも間違いがない。

話が長くなったが、我々のメインストリーに大事なことは、実は、このような世界に甚大な影響を与えた米国の量的緩和は、米国FED自身は、量的緩和と呼んでいないのだ。資産買い入れプログラムと呼んでおり、またはバランスシートポリシーの一部と言われている。バランスシートポリシーとは、中央銀行が自らのバランスシートを使う政策だからだ。

そして、米国は、失業を念頭にこの緩和を行い、インフレ率のターゲットはあったものの、そのターゲットである2%に達していないにもかかわらず、失業率の低下を達成すると、直ちに出口に向かい始めたのである。すなわち、世界に迷惑をかけておきながら、自分の庭においては副作用なく、きちんと勝ち逃げを成功させつつあるのである。

■量的緩和と呼ぶのは日本だけ、他は資産買入れ

そして、実は、今回、量的緩和に踏み切ったECBも、出口の期限を2016年9月と決めており、実は出口を最初から意識している。量的緩和の危険性を良くわかっているのだ。

実際、ドイツやオランダの中央銀行は、乗り気ではなかったわけであるし、また、国債を買い入れることに関する損失のリスクは、ECBは20%しか負担せず、80%は自国で、つまり、それぞれの国の中央銀行で負担することになっており、歯止めが効いた仕組みになっている。

こうやって見ると、そもそも、量的緩和を喜んでやっている国というのは、米国と英国など一部の国に限られており、それに日本も、黒田総裁になってから仲間入りをしたのだ。つまり、量的緩和信奉者というのは中央銀行の中では、極めて例外的な存在なのである。

しかも、重要なことは、自ら量的緩和と呼んでいるのは、日本だけなのである。欧州も米国も、資産買い入れということが強調されており、マネーの量を供給する、という側面はまったく強調されていない。

実際、いわゆる量的緩和、市場関係者やエコノミストが勝手に量的緩和と呼んでいる量的緩和において、文字通り量的緩和を行っているのは日本銀行だけなのだ。つまり、量的緩和とは、金融政策の目標が金利から、マネー供給量に変わったことを意味するが、マネー供給量の目標を設定しているのは、日本銀行だけなのだ。

一方、米国も欧州も、買い入れ資産額は明示しているし、それを目標としているが、マネー供給量、マネーサプライ、ベースマネーというものの数値目標は設定していないのだ。そもそも、マネーについては、全く関心がないと言って良い。買い入れ資産をいくらにして、何を買うか、ということに終始しているのだ。だから、米国は量的緩和ではなく資産買い入れプログラムなのであり、バランスシートポリシーなのだ。

つまり、世界で、日本だけが、異次元緩和という文字通り、異次元世界の、量的・質的緩和という得体の知れないものを行っているのだ。

■出口なき道を歩んでいるのは日本だけ

しかも、出口については議論せず、国債をいつまで買い入れるのか見えてこない、出口のない道を歩んでいるのは、世界で日本だけなのだ。

さらに言えば、物価目標を一義的なメインの目標としているのは日本銀行だけであり、しかも、期待インフレ率という中央銀行にとっては直接コントロール手段を持たないものを動かそうとしているのは、黒田総裁だけなのだ。

米国のフォワードガイダンスは、金利の見通しであり、投資家たちの中央銀行の行動の将来予測をコントロールするための道具なのだ。金利は、まさに中央銀行が直接コントロールするものであるから、それへの投資家の期待を動かそうとするのは、自然であり、可能である。

一方、インフレ自体をコントロールできず、インフレの動きを注視することしかできず、インフレ目標と言っても、そこへ直接到達する手段を持たないのは、昨今の物価の動きを見ても明白であるから、さらに、その期待値をコントロールするなど、無謀と言うよりは理論的に不適切なのである。

このようにコントロールできないものをコントロールしようとし、しかも、2%の達成を何よりも優先するのであるから、達成が見えない以上、量的緩和の出口も見えず、量的緩和の大きな副作用が生じる可能性が極めて高くなっているのである。

したがって、今後、量的緩和の副作用を心配する必要があるのは、欧州ではなく、日本なのであり、世界で日本だけなのだ。それぐらい、世界的に異常な金融政策を行っているのが日本なのだ。

 

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コメント
 
01. 2015年1月27日 07:58:41 : jXbiWWJBCA

今週のキーワード 真壁昭夫
【第363回】 2015年1月27日 真壁昭夫 [信州大学教授]
スイス中央銀行の敗北で出始めた「日銀限界論」
対ユーロの為替上限レートを撤廃
「白旗」を揚げたスイス中央銀行

 1月15日、突然スイス中央銀行(SNB)は、2011年9月から3年以上維持してきた1ユーロ=1.2スイスフランの為替上限レートを撤廃すると発表した。

 今回の措置については、事前に市場関係者の間でも話題にすら上がっていなかった。多くの投資家にとって、まさに“寝耳に水”で大きなサプライズとなった。SNBの発表によって、ユーロ売り・スイスフラン買いの注文が為替市場に殺到し、わずかの時間内でスイスフランが3割以上急騰する結果となった。

 SNBの突然の決断の背景には、足もとの為替市場でユーロ安が進む状況下、同行が単独で為替介入を行っても、設定した為替レート上限を維持できないとの判断があった。有体に言えば、SNBが為替介入について降参して、白旗を掲げたことを意味する。

 中央銀行が特定の為替レートを維持するために、大規模な為替介入を行うのはSNBのケースだけではない。1990年代初頭、英国の中央銀行(バンク・オブ・イングランド)がポンド防衛のために、ジョージ・ソロスを中心とした投資筋に戦いを挑んだり、わが国の政策当局が円高阻止のために、多額のドル買い・円売り介入を行ったことがあった。

 しかし、これらの多くのケースで、中央銀行は単独で市場の圧力を押し止めることができず、最終的には市場の圧力に屈することになることが多かった。今回のSNBの措置も、中央銀行の政策効果が限界を露呈したケースと言える。

 今回の措置によって、「いかに中央銀行であろうとも万能ではない」との見方が台頭すると、金融緩和策で景気回復を目指すわが国の日銀をはじめ、欧州の中央銀行(ECB)の政策効果の信認が揺らぐことにもなりかねない。そのリスクは小さくない。

ユーロ先安観が強く資金流入に対応できず
スイス中銀の為替介入失敗の背景

 2011年9月、SNBが対ユーロの為替上限レートを設定した背景には、自国通貨が過度に強くなると、輸出依存度の高いスイス経済に深刻な悪影響が出ることや、デフレ気味の経済状況を改善する目的があった。

 リーマンショックやギリシャ危機などによって、世界の主要安全通貨の1つであるスイスフランに多額の資金が流入し、スイスフランの上昇傾向が顕著になった。SNBは、その勢いを何としてでも止めたかった。

 SNBはスイスフランの対ユーロの上限を設定し、当該為替レートを維持するために無制限に介入を行うと宣言した。当初は相応の効果を上げ、SNBの発表までは上限を維持することに成功してきた。逆に言えば、市場参加者の多くは、SNBの宣言を尊重する姿勢を示したと言える。

 ところが最近、ギリシャ問題の再燃やECBの量的緩和策の実施などの影響でユーロの先安観が台頭し、これ以上、SNBが単独介入しても為替レートの維持が難しいとの判断に至った。

 今回、SNBが為替介入を放棄した意味は決して小さくない。通貨を発行できる中央銀行でも、金融市場でできることに限界があることが明らかになったからだ。

 中央銀行は、理論上無制限に通貨を発行できるわけだから、SNBがスイスフランを発行して、それでスイスフラン売り・ユーロ買いのオペレーションをすれば、理屈だけを考えれば、設定した為替レートを維持することができるはずだ。

 ところが、実際にはユーロの先安観が強く、スイスフランに流入する投資家の資金に対応できなかった。つまり、中央銀行万能論のイリュージョンの一部が消えたのである。

スイスフランの急騰で円にも影響が
為替・株式などの市場に与えるインパクト

 誰も予想だにしなかった突然のSNBの発表によって、一時スイスフランが対ユーロで大幅に上昇した。それと同時に、安全通貨と見られている円にも大きな影響が出た。

 ヘッジファンドや為替ディーラーの多くは、ドルの先高観が強かったこともあり、ドル買い(ドルロング)・円売り(円ショート)のポジションを持っていた。ところが、今回のスイスフラン急騰によって、そのポジションを手仕舞う動きが一斉に出た。

 為替市場では、買い持ちにしていたドルを売る一方、売り持ちにしていた円を買い戻す注文が為替市場に殺到し、それまで1ドル=120円レベルだったレートは、一時115円を切る水準まで円が急上昇することになった。

 そうした市場の混乱の中で、大手投資家の中には、今回の措置によって多額の損失を被った者もあるようだ。また、為替市場でこれだけ大きな価格変動が発生すると、多くの投資家は保有するリスク量を減らす=リスクオフに走ることになる。

 保有するポジションから損失が発生することを避けるために、価格変動性(ボラティリティ)の高い株式や為替などの金融資産を売却し、相対的にボラティリティの低い主要国の国債などの保有割合を高める。

 その結果、株式や為替などの市場が不安定化する一方、わが国や米国、ドイツなどの主要国の国債市場が活況を呈し、金利水準が低下し易くなる。今回、SNBの発表直後から起きた現象は、まさに投資家のリスクオフの動きだった。

 昨年末にかけて原油価格が急落したことに加えて、今回のスイスフランの急騰など、金融・商品市場での値動きが大きくなっている。

 そうした事情を考えると、当面多くの投資家のリスクに対する意識が高まり、何か予想外のイベントが発生した場合、リスクオフに走るタイミングが早くなることが想定される。それは、市場での価格変動性を一段と高まる懸念がある。

SNBの為替維持策失敗もあり
日銀の金融政策の信認は低下する?

 もう1つ、我々が頭に入れておくべきポイントがある。それは、「スイス中銀の政策には限界があったということは、日銀の政策にも限界があるかもしれない」との疑心暗鬼が出る懸念があることだ。

 それぞれの国の経済や中央銀行の規模の違いによって、政策効果の影響度合いや政策手段が異なるはずで、すぐに日銀の政策効果の限界が言及されることは考え難い。ただ、将来にわたってそのリスクが顕在化しないかと言われると、何かのきっかけで日銀の政策に対する信認が揺らぐ懸念は否定できない。

 現在のアベノミクスは、誰が見ても金融政策への依存度が高い。安倍政権に思い切った規制緩和や構造改革などを期待することが難しく、わが国の財政状況を考えると、大規模な財政政策の発動も困難だ。どうしても、日銀の黒田総裁が繰り出す異次元の金融緩和策に頼らざるを得ない。

 しかし、今回日銀と同じように為替レート、国内のデフレ傾向と戦ったSNBが敗北し、為替レートの維持という政策目標に白旗を上げたことで、中央銀行にとってもできること、できないことがあることが明らかになった。

 特に今回、中央銀行がその政策効果を長い時間にわたって維持することは至難の業であることが証明された。安倍政権は、金融政策の有効性を過信すべきではない。過度に金融政策に頼り、期待したような効果が顕在化しない場合には、わが国経済に大きな痛手が及ぶことも考えられる。

 SNBの為替維持策失敗によって、世界的に金融政策に対する信頼性がやや低下することも考えられる。そのリスクが顕在化すると、わが国経済の本格的な回復のために残された時間的余裕は、より少なくなる。心配が取りこし苦労であることを祈りたい。
http://diamond.jp/articles/-/65718


02. 2015年1月27日 08:41:25 : nJF6kGWndY

>実は歯止めが効いている、ECBの金融緩和策

歯止めが効きすぎて、結局、肝心の周辺国では緩和不足になる可能性が高そうだな


03. 2015年1月28日 09:55:32 : xPxTPEij1M
>>01, 02

相変わらず仕事熱心だな。
どれだけ勝ち組に近づいたのかね?


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