http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/212.html
Tweet |
14時間電話営業、部下を拳で殴る…超ブラック企業から未払い残業代をこう勝ち取った!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150123-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 1月23日(金)6時1分配信
「いい胸(足)してるな」
「月○○万円で愛人契約せんか?」
「金払うからやらせろや」
社長が女性社員に行うセクハラの数々。2014年4月に発売された『ブラック企業から残業代を取り戻す』(横山祐太/花伝社)では、ブラック不動産会社で横行するパワハラやセクハラをリアルに描写している。入社式後の懇親会では、こんな具合だ。
「私が驚いたのは次のことにあります。新入女性社員へのセクハラを、社長自身が行っているのです。私は社長が酔いに任せて新入女性社員のスカートの中に手を突っ込むところを見て目を疑いました。50歳をゆうに超えている社長が、父娘ほどに年の離れている女性に対してセクハラ行為を行うのです。新入女性社員の苦痛に満ちた顔は今でも頭にこびりついています。また、新入社員だけでなく、先輩女性社員達もその場に同席していたのですが、彼女らに対するボディタッチ、さらにセクハラ発言等がありました。(略)社長のこのような非常識な行動・言動をその場に居合わせていた専務以下、常務、部長、次長ら役職者は誰も止めませんでした。この時点でこの会社は、独裁者の実質的なパワハラ、セクハラを許しているブラック企業だということを実感することができました」
男性社員は飲酒を強要され、断れる雰囲気にはない。 一週間の新入社員研修では座禅、精神修行などによって「社畜」として会社のために働く「洗脳」が行われる。業務内容は医師を中心とした高所得者への不動産投資電話営業。自腹で医師名簿を買い、勧誘する“迷惑電話”をかけまくる、まさにブラック企業なのだ。
「毎日7時半から21時半まで延々と電話営業です。営業部ごとのノルマを達していないと、週に1回の休みもなく2週間連続で14時間労働を強いられることもありました。また、もし数千万円のマンションが売れたとしても、自分に入ってくる成果給はたったの5万円です」
「暴力や暴言等も日常茶飯事でした。私の部署では、専務取締役が責任者だったのですが、先輩社員や主任を立たせて、一昔前に高校の生徒指導で使用していたような竹刀で肩や腰を叩くといった行為も行われていました。ひどい時には拳でお腹を殴られていたり、尻に蹴りを入れられたりといった光景も見られました。(略)『たるんでいるからマンションが売れないんだ』という理由で、12時間立ったまま電話をし続けたこともあります」
●サービス残業の証拠を集め、未払い分を請求
入社後1カ月、5月の給与明細を見ると、残業代は4万1052円。実際の1カ月の平均残業時間は150時間。法律通りに支払われるとすれば、月の未払い残業代は約20万円に上る計算だ。労働基準監督署が過労死を労災認定するための基準である「過労死ライン」とされている月平均80時間を超えるどころか、その2倍近くに達している。80キロあった体重が3カ月で15キロ減って65キロになり、「このままでは会社に殺される」と退職を決意する。
さらに未払いの残業代約56万円の支払いを求めるため、証拠集めをした。退職の意思を伝える際の上司とのやりとりを録音し、サービス残業を助長するような上司の発言を引き出し、タイムカードの写しを取り、出退勤ノートもつけ、「自分のデスクにある電話機の時刻をスマートフォンで撮る」など、可能な限り残業を証明できるものをデータに残したのだ。
結局、地域労働組合のサポートもあり、未払い残業代のうち50万円が支払われることになったという。会社が管理するためのタイムカードだけではなく、労働者の側でも時間管理のデータを残すことが欠かせないようだ。企業にしてみれば、証拠とともに未払い残業代を請求されれば支払わざるを得ない。
「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/2014年12月20日号)の特集『労基署がやってくる!』では、4年前にハウスメーカー大手の大和ハウス工業が労働基準監督署から受けた是正勧告を紹介している。
「11年1月、同社が受け取った是正勧告は、全社的に未払い残業代を2年分遡及して支払うことと書かれていた。大和ハウスはその指示に従い、グループ全体で32億円もの未払い残業代を払い、急きょ特別損失を計上する羽目になった」(同特集より)
会社側にとって残業は損失リスクであること、労働者側は自らの時間管理が欠かせないことを再認識すべきだろう。
松井克明/CFP
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。