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黒田日銀、2%困難、1%に下げ 原油安に責任転嫁
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/9ff461c98176e863aec09eb7a3c64139
2015-01-22 09:44:55 ひょう吉の疑問
日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO82231300S5A120C1MM8000/ より
黒田総裁「2%達成遅れも」 日銀、15年度物価見通し1%に下げ
2015/1/22
日銀の黒田東彦総裁は21日、金融政策決定会合後の記者会見で、物価上昇率を2%とする目標の達成時期が「多少前後する可能性がある」と述べた。
日銀は2013年4月に「2年程度で2%」の目標を掲げたが、原油安で目標達成が16年度に遅れる可能性を示した形となる。
雇用回復や賃上げで物価上昇基調は崩れていないと説明し、当面は追加緩和に慎重だとの姿勢もみせた。
日銀は3カ月に1度、消費者物価指数(生鮮食品を除く)の上昇率見通しを見直している。
今回、15年度の上昇率を1.0%とし、昨年10月時点の1.7%から大幅に引き下げた。
原油価格に関し、16年度にかけ1バレル55ドルから70ドルへ上昇していくとの前提を置いた。
そのうえで黒田総裁は「足元0%台後半の物価上昇率が今後さらに低下していく可能性がある」と指摘した。
15年度の物価上昇率は原油安で0.7〜0.8ポイント押し下げられると試算している。
日銀は原油価格が下げ止まれば、「前年比の影響はいずれ剥落する」(黒田総裁)として15年度終盤にかけ物価が再加速するシナリオを描く。
ただ、原油相場の先行きは読みづらく、黒田総裁は2%の達成が「(16年度に)はみ出ることもある」と述べた。
もっとも黒田総裁は物価の基調は「着実に高まっていく」との見方は維持した。
雇用の改善に加え賃上げへの期待が高まっているためだ。
原油安や円安で企業収益への追い風が強まる面もある。
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【私のコメント】
原油価格の下落だけが原因ではないだろう。
構造的な原因に触れていない。
ベースマネーは増えても、マネーストックが増えない、それこそが最大の原因。
日銀が市中銀行に供給したマネーが、日銀当座預金にブタ積みにされたまま、いっこうに市中に流れていかない。
その原因にまったく触れない。
つまり社会全体にマネーの需要が無いなかで、日銀は金融緩和を行っているということ。
満腹の犬にいくら餌を与えても食わない。ではなぜ満腹なのか、餌を食う時間になっても、腹が減らないのはなぜなのか。
そのことの説明がない。
原油安はその輸入国の日本にとってはプラス要因。
なのにここではマイナス要因として扱われている。これもおかしい。
原油が安ければ経済は活発化するはずなのに、日銀は逆に原油が高くなることを望んでいる。
企業や庶民は原油安のなかで経済活動を活発化しようとしているのに、日銀だけは原油高を望んで自らの目標を達成しようとしている。
金融緩和をすれば経済が活発化するという理屈が、いつの間にか物価が高くなれば経済が成長するという理屈になって、逆に庶民の生活を苦しめている。
この日銀の論理は破綻している。
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