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原油暴落は需給関係ではない、対ロシア世界戦が始まっている(もうすぐ北風が強くなる)
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/108.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 17 日 12:54:05: igsppGRN/E9PQ
 

原油暴落は需給関係ではない、対ロシア世界戦が始まっている
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2621.html
2015-01-17 もうすぐ北風が強くなる


 今月初めのロシア・ルーブル暴落はロシアの実質的な資本異動規制によって一応短期に安定した。このことは逆にルーブル暴落が米英得意の為替市場の人為的操作であったことを示す形となっている。

 原油の暴落について、我が国のエコノミストは中国の成長減速、米国の量的緩和終了によるなどと解説しているが、中国の成長減速は極めてゆるやかな減速であり、ましてリセッションなどではない。また米国の量的緩和はこれもゆっくりと慎重に量を減らす「テーパー」の始まりに過ぎない。
 いずれもこのような急落を説明できるものではない。

 このような急落は国際金融資本(米英)が総力を動員して市場操作し、それにサウジ、クウェートなどが同調することでのみ可能な現象である。
 それ以外では世界に信用恐慌をもたらしたリーマンショックのみである。

 ーーーーーーーーーーーーー

   第一次全世界戦争: 石油が鍵となる地政学的戦争
   http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-20f6.html
   1/17  「マスコミに載らない海外記事」から 

1/15 A・Salbuchi RT.com

石油価格崩壊は、欧米と、ロシアとその同盟国との間の地政学的権益上の、第一次世全界戦争、最初の戦争です、と国際コンサルタントのアドリアン・サルブッチアは言う。
将来、水や食糧を巡って同じことが起きる可能性があるとも述べた。

RT: サウジアラビアは、石油価格下落の上で役割を果たしていると思いますか?

アドリアン・サルブッチ: もちろんです。他のいくつかのOPEC諸国、例えば、ベネズエラや、ナイジェリアとさえ比較して、サウジアラビアには他の権益もあるので、サウジアラビアは石油価格下落の先陣を切っていると思います。
ですから、いま起きているのは - 我々が目にしているのは、全世界戦争なのです。
私はこれを第三次世界大戦とは呼びません。
私はこれを、全世界戦争、最初の戦争が石油戦争である第一次全世界戦争と呼んでいます。我々はそれを目にしているのです。

石油一バレルがいくらするかという問題ではなく、西欧列強が、ロシアを屈伏させられるか、イランを屈伏させられるかという問題で、列強がそれを推進している間に、ベネズエラのマドゥロ大統領は、石油を減産できるか、あるいは価格を再度上げられるかを確認しようとして様々な国々を歴訪しています。
しかし基本的に、これは価格の問題ではないのです。
これは石油が主役を演じている地政学的戦争で、アメリカ・ドルが、石油市場における国際通貨であり続けるかどうか、あるいは、オイルダラーに何か変化が起きるかにこそ、大いに関係があるのです。

単なるOPEC諸国の問題ではなく、西欧列強 対ロシア、中国とイランという、地政学的視点から見なければなりません。
既に彼らが対処できる水準を超えているのですから、OPEC諸国がいつ分裂しても不思議ではありません。

RT: OPEC内部での分裂はあり得ますか? もしそうであれば、それが起きる原因は何でしょう?

AS: はい、既に分裂していると思います。
基本的に、加盟諸国の間に、非常に大きな非対称性があるので、OPECは、これまで非常に一致団結した、あるいは一貫性のある組織であったことはないのです。
ところが決定的に一番大きな部分は、サウジアラビアに支配されています。
もしサウジアラビアが、減産しないと決めれば、石油生産は続き、それに対し、他の国々ができることはほとんどありませんし、しかも、例えば、クウェートも、サウジアラビアの先導に続いています。
サウジアラビアとクウェートが、ロシアと中国に、特に主にロシアに、石油価格下落で、挑戦しようというこの欧米戦略と手を結んでいるので、彼らができることはほとんどありません。

これは既にOPEC内部に分裂を生み出しており、この危機が今後何カ月も、益々酷くなるにつれ、この分裂は恐らく激化するでしょう。
当然一部の国々がより苦しむことになります。
ロシアには膨大な石油があり、多くの歳入を得ていますから、ロシアも、外国貿易で苦しんでいます。
ロシア外貨収入の50パーセントは、石油生産によるものです。
またベネズエラの収入の約95パーセントが、石油輸出によるものですから、ベネズエラは、すさまじく苦しめられています。

RT: OPEC諸国の間に、現在大きな不和があるとおっしゃるのですね。すると、この組織崩壊の可能性はあるのでしょうか?

AS: はい、その可能性はあり、恐らく、少なくとも公式な石油価格を決定する国々の集まりとしてのOPECの消滅を意味することになるでしょう。
OPECは、様々な理由で結成されたことを忘れないようにしましょう。1973年のヨム・キプル戦争後、二十世紀、70年代頃の他の地政学的要素によって設立されたのですから。
しかし今や状況は全く変わり、既にOPECを分裂させています。

これは市場の需要と供給という問題ではないことを理解するのが極めて重要です。
これは地政学の問題なのです。
石油価格を、7-8カ月で、55パーセントおし下げたのは、市場の見えざる手ではありません。
これは、強力な勢力と、悪魔のような頭脳に常にに付随する市場の見えざる手なのです。
ですから、見えざる手が決めている石油価格を見つめるよりも、強力な勢力が、見えざる手で一体何をしているのか理解することが遥かに重要だと思います。
遥かに重要なのは、ロシア、中国、そしてその同盟諸国に対する、この進行中の紛れもない戦争の一環として、欧米シンクタンクの悪魔のような頭脳が、一体何を狙っているのかを理解することです。

RT: 西欧列強と、ロシア同盟諸国との間で進行中の覇権争いの原因は、地政学的要素なのでしょうか? そもそも欧米は、それで一体どのような利益をえるのでしょうか?

AS: はい、現在の地政学的要素は、二十世紀後半、OPECが作られ際の、OPEC諸国の単なる共通権益より遥かに強力ですから、西欧列強とロシア、中国と、BRICS地政学同盟との間で継続している覇権争い、この継続中の覇権争いが、OPECを崩壊させる可能性があります。
それに、OPECの存在理由の一部は消滅しています。

そこで、サウジアラビアとクウェートは、アメリカ、イギリスと西欧列強と同盟して行動していますが、他の国々は各自で行動しています。
またこれは、アメリカが、水圧破砕で、シェール石油を採掘する方法を発見し、採掘を初めて以来、完全に自給自足する潜在的な能力を得たことを自覚しているという事実とも大いに関係しています。

これはつまり、今後数年、実際に、ロシアやイランやベネズエラを傷つけており、今後、二、三年間、石油価格をおし下げ続けるだけで、連中はこれができるのです。
戦争する際は、価格など気にしません、ひたすら戦って、戦争そのものに勝利しようとするのですから、アメリカは犠牲を払う覚悟ができています。

RT: 産油諸国の目標の違いをどうご覧になりますか? 実際、彼らの権益は何でしょう?

AS: 産油国諸国の権益は、お互い大いに矛盾しているので、産油国という観点で考えるべきではありません。
例えば、サウジアラビアは、イスラエル、アメリカとNATOの同盟国です。
ロシアは世界最大の産油国です。ロシアとして独自の利害関係があります。
アメリカは、シェール石油のおかげで、自給自足と、輸出を再開することが可能になっています。しかも、こうした国々の利害関係は全く違うのです。

石油は戦争の一環として見なければなりません。
それが、私がこれを石油戦争と呼んでいる理由です。
これは、進行中の第一次全世界戦争での恐らく最初の戦争で、これは片や産油国、片や世界の他の国々というのとは無関係です。
我々が目にしている、この継続中の戦争では、石油より、地政学的要素がはるかに上回っています。
今後、恐らく、水と食糧についても、これを目にするようになると思います。
ですから、我々は、今後の年月に到来するであろう、大いに実に困難な時代に備えなければなりません。

RT: ロシアは最近、中南米諸国と良い関係を築き上げています。石油という要素は、こうした新たな相互関係を作り上げる上で、影響しているのでしょうか?

AS: 石油が唯一の重要な要素だとは思いません。
プーチン大統領は、ロシアが石油を必要としていないことを理解しています。
ベネズエラの石油を必要としていません。
プーチン大統領とロシアは、南米におけるアメリカにとって極めて重要な特定の国々との同盟を、実に賢明に築き上げていると思います。

既に、BRICS同盟によってブラジルと同盟しています。
私が暮らすアルゼンチンとも、より親密になっています。
そして、ロシアは、特にわずか数週間前に発表されたアメリカとキューバ間のいわゆる国交正常化提案後、ベネズエラに一層接近しています。
中南米諸国、特に、継続中の問題を共有するベネズエラとより親密になろうというロシアの提案は、ロシア指導部の、実に抜け目なく、極めて賢明な政治的思考を示していると思います。

アドリアン・サルブッチはアルゼンチンの政治評論家、作家、講演者、ラジオ/TVコメンテーター
本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:http://rt.com/op-edge/222795-oil-prices-us-role/


 

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コメント
 
01. 2015年1月17日 16:02:20 : jXbiWWJBCA

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NI9FC56TZ02801.html
世界の原油需要・供給予想:国際エネルギー機関(表)
(ブルームバーグ): 国際エネルギー機関(IEA)が発表した世界の原油需要・供給予想の概要は以下の通り。

================================================================================
4Q 3Q 2Q 1Q 4Q 3Q 2Q 1Q
2015 2015 2015 2015 2014 2014 2014 2014 2015 2014
================================================================================
-------------------------需要------------------------------
需要合計 94.4 94.0 92.5 92.5 93.4 93.0 91.6 91.7 93.3 92.4
-------------------------------------------------------------------------------
OECD合計 46.1 45.8 44.7 45.6 46.2 45.8 44.7 45.7 45.6 45.6
北南米 24.5 24.4 23.9 24.1 24.6 24.2 23.6 23.9 24.2 24.1
欧州 13.4 13.7 13.3 13.0 13.3 13.9 13.4 13.0 13.3 13.4
太平洋 8.2 7.7 7.5 8.6 8.2 7.7 7.7 8.8 8.0 8.1
非OECD諸国 48.3 48.2 47.8 46.9 47.2 47.3 46.9 45.9 47.8 46.8
旧ソビエト 4.7 4.8 4.6 4.5 4.9 5.0 4.8 4.6 4.6 4.8
欧州 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.7 0.6 0.7 0.7
中国 10.8 10.7 10.6 10.4 10.6 10.4 10.3 10.2 10.6 10.4
================================================================================
4Q 3Q 2Q 1Q 4Q 3Q 2Q 1Q
2015 2015 2015 2015 2014 2014 2014 2014 2015 2014
================================================================================
その他アジア 12.7 12.3 12.5 12.6 12.3 11.9 12.2 12.2 12.5 12.1
中南米 7.0 7.0 6.9 6.7 6.9 6.9 6.8 6.6 6.9 6.8
中東 8.2 8.8 8.4 8.0 7.8 8.6 8.2 7.8 8.3 8.1
アフリカ 4.2 4.0 4.1 4.1 4.0 3.8 3.9 3.9 4.1 3.9
-------------------------供給------------------------------
供給合計 n/a n/a n/a n/a n/a n/a 92.8 92.1 n/a n/a
-------------------------------------------------------------------------------
非OPEC 58.0 57.4 57.4 57.1 57.3 56.8 56.4 55.7 57.5 56.6
OECD合計 23.9 23.0 23.2 23.2 23.1 22.5 22.4 22.1 23.3 22.5
北南米 20.0 19.4 19.5 19.4 19.3 18.8 18.6 18.1 19.6 18.7
欧州 3.4 3.1 3.2 3.3 3.3 3.1 3.3 3.5 3.3 3.3
太平洋 0.5 0.6 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
非OECD 29.6 29.5 29.7 29.8 29.7 29.5 29.6 29.8 29.7 29.6
旧ソビエト 13.7 13.7 13.8 14.0 13.9 13.8 13.8 14.0 13.8 13.9
欧州 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
中国 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2 4.2
その他アジア 3.5 3.4 3.4 3.5 3.4 3.4 3.4 3.5 3.5 3.4
================================================================================
4Q 3Q 2Q 1Q 4Q 3Q 2Q 1Q
2015 2015 2015 2015 2014 2014 2014 2014 2015 2014
================================================================================
中南米 4.5 4.5 4.6 4.5 4.5 4.4 4.3 4.2 4.5 4.4
中東 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.4 1.3 1.3
アフリカ 2.3 2.3 2.3 2.3 2.3 2.3 2.3 2.4 2.3 2.3
加工評価益 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2 2.2
OPEC合計 n/a n/a n/a n/a 37.0 37.0 36.4 36.3 n/a 36.7
原油 n/a n/a n/a n/a 30.5 30.5 30.1 30.0 n/a 30.3
天然ガス液(NGL) 6.7 6.7 6.7 6.6 6.5 6.5 6.4 6.3 6.7 6.4
------------------------在庫増減---------------------------
在庫増減合計 n/a n/a n/a n/a 0.9 0.7 1.3 0.4 n/a 0.8
-------------------------------------------------------------------------------
OECD合計 n/a n/a n/a n/a n/a 0.7 0.7 0.2 n/a n/a
産業 n/a n/a n/a n/a n/a 0.7 0.7 0.2 n/a n/a
政府 n/a n/a n/a n/a n/a 0.0 0.0 0.0 n/a n/a
流動貯蔵/
輸送中原油 n/a n/a n/a n/a n/a 0.3 -0.3 0.3 n/a n/a
均衡調整分 n/a n/a n/a n/a n/a -0.3 0.9 -0.1 n/a n/a
--------------------------------------------------------------------------------
================================================================================
4Q 3Q 2Q 1Q 4Q 3Q 2Q 1Q
2015 2015 2015 2015 2014 2014 2014 2014 2015 2014
================================================================================
OPEC原油の
需要および
在庫増減 (*) 29.7 29.9 28.4 28.8 29.6 29.8 28.8 29.6 29.2 29.5
================================================================================
注:数値は100万バレル/1日当り。 (*)は需要合計から
非OPEC供給とOPECの天然ガス液を引いた数値と一致する。
出所:国際エネルギー機関
参照画面:  原油先物相場の過去1年間の推移: {CL1 GPO D }.  ニューヨーク原油とブレント原油の比較: {COK5 CLK5 HS2 }.  ニューヨークガソリン先物の推移: {HU1 GP }.  エネルギー関連指標一覧: {NRGZ }.
記事に関する記者への問い合わせ先:ウィーンKristian Siedenburg または ksiedenburg@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:チューリヒ Marco Babic または mbabic@bloomberg.net Mark Evans
更新日時: 2015/01/16 18:00 JST


02. 2015年1月17日 19:55:03 : 1ToMLbDK3Y
なんだこの三極委員会がおったてたようなスレは。
原油価格が下がったら脱原発がはかどる。エセウヨ円安厨の心地よい悲鳴が聞ける。

03. 2015年1月17日 21:54:24 : FyrKyMB9lk
あくまで私の考えですが、原油暴落の中心人物は、オバマであると考えます。

現在のオバマは、少し前の日本の、宇宙人と言われた総理大臣に似ています。
もう、誰からも相手にされていません。
ついに、おかしなことを行ってしまったのです。

原油暴落は、オバマにとって多くのメリットがあります。

@ 対ロシア制裁。
A 南米の反米国家への制裁。
B 中東の反米テロ資金源の枯渇。
C ガソリン代の低下による米国の景気上昇。
D 米国内の敵、エネルギー産業の破壊。


04. 2015年1月18日 22:56:22 : BcBriP78mQ
こういう見方もあるかも知れないが、サウジアラビアによるシェールオイルつぶしもあると思う。50ドルを切るとコスト割れのシェール採掘所も多いらしい。
三井住商でしたっけ?1500億の損失を出してシェールから撤退したのは。

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