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「黒田バズーカ3」悩む日銀総裁 追加緩和へ市場の期待高まるも…
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160124-00000002-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2016/1/25 08:15
年明けからの大幅な株価下落と円高進行を踏まえ、日銀は28、29日に開く金融政策決定会合で追加の金融緩和「黒田バズーカ3」の必要性を議論する。ただ、追加緩和に踏み切っても過去2回の大規模緩和並みの効果は期待しにくく、金融政策の「打ち止め感」も意識されてしまう。一方、追加緩和をしなければ市場の失望を招く恐れもあり、黒田東彦総裁は「最大の試練」(エコノミスト)を迎えている。
「黒田総裁は日頃、物価目標の実現のために必要なら追加緩和で対応すると述べている」。菅義偉官房長官は20日の記者会見で日銀への期待感をこうにじませた。日銀は現在、年80兆円のペースで国債を買い入れ、市場にお金を流している。仮に追加緩和に踏み切る場合、購入枠を10兆〜30兆円増やす案が有力視されている。「年100兆円」の大台が一つの目安だ。
日銀は昨年12月、購入する国債の満期までの期間を延ばすなど金融緩和の補強策を打ち出したが、日銀幹部は「追加緩和の地ならし」とうそぶく。「日銀ウオッチャー」と呼ばれるエコノミストの間では、国債のほか地方債の購入案、上場投資信託(ETF)の買い入れを年3兆円から年5兆〜6兆円程度に増額する案も取り沙汰されている。
日銀当座預金の超過準備(金融機関が日銀に預けなければならない最低額を上回る分)にかかる金利(付利)を年0.1%から0.05%程度に引き下げると予想する声もある。黒田総裁は再三否定しているが、東京海上日動火災保険の桑山祐介氏は「将来の出口(緩和縮小)を難しくする国債買い増しよりは現実的」とみる。
日銀は29日公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)で物価見通しを下方修正し、2016年度の物価上昇率を従来の1.4%から「0%台後半〜1%程度」に下げる。「16年度後半ごろ」としていた物価2%目標の達成時期も先送りするとみられる。
ただ、「黒田バズーカ」の第3弾を放っても、原油安や中国経済の先行き不安などを背景とする市場の動揺への効果は限定的だ。22日の日経平均株価は追加緩和期待の高まりで前日比941円高と大幅反発した。だが、追加緩和後も円高株安基調が変わらなければ日銀は打つ手がなくなる。国債の購入枠を増やし続けることはできず、第3弾は「最後の一手」とみられるからだ。引き金を引くべきか、黒田総裁の悩みは深い。(藤原章裕)
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