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「黒田バズーカ2」による株価上昇が帳消しです
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160121-00101409-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 1月21日(木)19時11分配信
日経平均株価は米国株の下落などを背景に、18日にはマドをあけて下落。短期的な下値支持線を割り込んでしまいました。できれば避けたい展開として懸念していましたが、これまで安値目標株価としてきた2015年9月29日の取引時間中につけた安値1万6901円を下回り、20日には1万6387円の安値をつけました。
アベノミクス相場が始まって以来の中長期的な下値支持線を下回った時点で、厳しい下げ相場になる可能性がありそうとは思っていましたが、本当に厳しい値下がりになりました。1万6901円を下回ったことで、2015年6月の2万0952円と8月の2万0946円の高値をそれぞれピークとするダブルトップを形成したといえそうです。
年末年始には「日経平均が3万円、4万円になる」といった声も聞かれましたが、それを達成する可能性は早くも小さくなってしまったのではないでしょうか。
レンジを下にブレイクしたことで、新たな相場展開を考える必要が出てきました。14年10〜11月にあけてそのままになっていたマド(10月31日高値1万6533円と11月4日安値1万6720円)が当面の目標になるとみられていましたが、20日の大幅下落で埋めてしまいました。
達成感は出るかもしれませんが、下落3波動のうちの最終波動である下落C波が完成したかはわかりません。マドが単なる通過点になる可能性もあると考えておくのが賢明でしょう。簡単にいえば、日銀が14年10月末に行った追加の金融緩和策以降の株価上昇を帳消しにするわけですから、同時期の水準までの下押しは想定しておいて損はないと思います。
加えて、今回の株価下落は、株式市場の短期サイクルと中期サイクルがちょうど絡み合うポイントになるかもしれません。中期サイクルではいまだ、上昇トレンドと考えることができますが、それなりの安値も覚悟しなければならないかもしれません。外国為替市場での円高進行や原油価格に下げ止まりの兆しが見えない点も懸念材料と言えるでしょう。
年始から厳しそうな相場展開になりそうと考えていたので短期の売買以外はしていません。買いたい銘柄には指し値注文を出しているのですが、まだ投げ売りが出ていないのか、株価が下がってこないため、実際に買うことはできません。
株式市場の地合いはイマイチだし、底打ちの水準がはっきりしない状況です。「昨年に比べたら株が安くなった」と安易に判断して買いに回れば、損失が膨らむ可能性も否定できません。底打ちを確認してから買いに回るか、噴いたら売りに徹する必要があるでしょう。
日々の値動きが大きいうえ、すでに安くなった銘柄も多いため、安易にカラ売りを出すと踏まれるケースもありえます。欲をかかず、コツコツしっかりと利益確定に徹したい考えです。
(毎週木曜日に掲載)
横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
横山 利香
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