http://www.asyura2.com/15/hasan104/msg/520.html
Tweet |
米国株(15日):S&P500が8月来安値−原油安や小売売上高を嫌気 (1)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O1013ISYF01S01.html
2016/01/16 07:38 JST
(ブルームバーグ):15日の米株式相場は大幅安。S&P500種株価指数は終値ベースで昨年8月25日以来の安値となった。原油相場の下げが続いたほか、米小売売上高の減少で経済情勢をめぐる懸念が再燃した。
S&P500種は一時3.3%安となったが、その後下げを縮めた。テクノロジーやエネルギーの銘柄を中心に売られた。ゴールドマン・サックス・グループも安い。同社は、住宅ローン担保証券(RMBS)の販売をめぐる米当局の調査について、民事制裁金などを支払い決着することで合意したと発表した。同社によると、これにより同社の昨年10−12月(第4四半期)の利益が約15億ドル押し下げられる。シティグループとウェルズ・ファーゴは、四半期決算で利益が市場予想を上回ったものの、株価が下落した。ウォルマート・ストアーズも下落。同社は世界全体で269店舗を閉鎖する計画を発表した。
S&P500種株価指数は前日比2.2%安の1880.33。一時3.3%下落し、2014年4月以来の安値を付けた。ダウ工業株30種平均は390.97ドル(2.4%)下げて15988.08ドル。ナスダック総合指数は14年10月以来の安値となった。米株式市場は18日、キング牧師生誕記念日の祝日で終日休場となる。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下のUSトラストの主任市場ストラテジスト、ジョー・クインラン氏は「市場の焦点は原油であり、原油値下がりの影響がエネルギーセクター以外にも広がっている」と指摘。「市場では、不安があらゆる合理性に勝る状況になっている。このパニック期を乗り切り、前に進む必要がある」と続けた。
原油は大きく下げてバレル当たり29ドル付近で推移。中国の上海総合指数は弱気相場入りした。今年に入ってからは中国経済の減速懸念と原油相場の下げ拡大が投資家心理を圧迫しており、S&P500種は8%下げている。この下落を受け、シティグループの米国株担当チーフストラテジスト、トビアス・レブコビッチ氏は14日、今年のS&P500種の予想を引き下げた。同指数は週間ベースで3週続落となった。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は13%上げて27.02。年初来では48%上昇している。
米国の景気回復の力強さを知る上で、企業決算が手掛かりとなる可能性がある。この日はS&P500種の7社が決算を発表。アナリストらは、S&P500種構成企業の10−12月期の利益について6.7%減を予想している。
朝方発表された12月の小売売上高(速報値)は前月比0.1%減。ブルームバーグがまとめたエコノミスト84人の予想の中央値と一致した。15年通年では2009年以来の低い伸びにとどまった。ニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス19.37に低下し、エコノミスト予想のマイナス4を下回った。
オッペンハイマー・ファンズのクリシュナ・メマニ最高投資責任者(CIO)は「米国の成長見通しは不透明になりつつある。脆弱(ぜいじゃく)な環境下で金融引き締めが行われた事実などもちろん助けにならない」と指摘。「経済データは、現在の相場の地合いをはっきりと裏付けている」と続けた。
金融当局は、追加の利上げペースは緩やかながらもデータ次第になると強調している。トレーダーらは、3月利上げの確率を約30%として織り込んでいる。一方で1月利上げの確率は12月の利上げ以降、低い状態が続いている。
インテルは9.1%安。1−3月(第1四半期)の売上高見通しがアナリスト予想を下回った。
ブラックロックは4.3%下落。同社の10−12月(第4四半期)決算は、利益がアナリスト予想に届かなかった。
マラソン・オイルとトランスオーシャンも大きく下落。S&P500種のエネルギー銘柄は、3銘柄を除き全て下落した。ゴールドマン・サックスはリポートで、原油が年内に強気相場入りするとの見通しを示した。現在の急落が生産停止につながり、米国のシェールオイルのブームが年後半に後退するためとしている。米国での生産は日量57万5000バレル減少し、原油は世界的に供給の過剰から不足に転じると、ゴールドマンは予想している。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民104掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。