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東芝本社=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
“虎の子”優良事業を手放す東芝 子会社株8割売却で調整
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160108-00000000-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2016/1/9 08:15
経営再建中の東芝が、売却を検討している医療機器子会社、東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)について、8割程度の株式を売却する方向で調整していることが8日、分かった。2割程度の株式を残し、一定の影響力を維持したい考えだ。週明けにも入札手続きを始める。東芝の財務内容は急速に悪化しており、“虎の子”ともいえる優良事業を手放し、自己資本比率を高め、経営を安定化させる狙いがある。
「東芝の財務状況は想像以上に傷んでいる。優良事業のヘルスケアを売らざるを得ないくらい、追い詰められている」と明かすのは幹部の一人だ。東芝はテレビやパソコンなどの家電部門や半導体部門の不振に加え、リストラ費用が膨らみ、2016年3月期連結決算の最終損益は過去最大の5500億円の赤字になる見通しだ。
15年3月末に1兆円超あった自己資本は16年3月末に4300億円まで減る見通し。総資産に占める自己資本の割合を示した自己資本比率は、10%を割り込むと安定性が揺らぐとされるが、東芝は8%前後となる見込みだ。
本来であれば、公募増資で資本を増強したいところだが、東芝は東京証券取引所から「特設注意市場銘柄」に指定されており、増資が難しい。ムーディーズ・ジャパンの桑原雅子シニアアナリストは、東芝メディカルの売却について、「成長の芽を摘むマイナス面はあるが、資本増強を優先せざるを得ないということなのだろう」と分析する。
東芝メディカルは東芝のヘルスケア部門の中核子会社で、磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)を手掛ける。CTの世界シェアは3位。15年3月期連結決算の売上高は2799億円、最終利益は158億円だった。
東芝のヘルスケア部門は16年3月期連結決算で、主要部門の中で唯一の営業黒字を確保する見通し。これまで社会インフラ、半導体部門に次ぐ、第3の柱となる将来を期待された成長事業と位置付けられてきた。
東芝は週明けにも、金融機関を介して、東芝メディカルの入札手続きを開始する。8割程度の株式を売却し、2割程度を残す形で、入札概要を提示する方向で調整している。ただ、買い手企業との交渉次第で、株式の比率が変動する可能性もある。売却額については「4000億〜5000億円程度になる」(金融機関関係者)との声も出ている。
医療機器事業は中長期の成長が見込め、買収額が高騰する可能性もある。現在、日立製作所や富士フイルムホールディングス、キヤノン、ソニー、米ゼネラル・エレクトリック(GE)ヘルスケアなどが買収候補として浮上しており、争奪戦が激化しそうだ。
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