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「改革を加速させる」というが…(高橋社長)/(C)日刊ゲンダイ
株価100円割れに一直線 シャープに囁かれる「Xデー」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/172906
2016年1月8日 日刊ゲンダイ
「市場関係者はすでに解体作業に入ったとみています。危険水域とされる株価100円割れも視野に入れている」(株式評論家の倉多慎之助氏)
市場がにわかに騒然としてきたのがシャープである。昨年4〜12月期連結決算は赤字の見込み、それも100億円を超える可能性がある――6日、日経などが一斉に報じたからだ。Xデーは3月31日なんて声が現実味を帯びてきた。計5100億円の協調融資の返済期限である。
シャープの手元資金は昨年9月末時点で約1750億円。銀行の継続支援を取りつけるためには「本業のもうけを示す営業損益の黒字が必須」(メガバンク関係者)だったが、4〜12月期の数字の悪化で暗雲は広がる一方だ。
6日の株価は、前日比4円安の118円だった。2016年3月期通期の営業利益予想を800億円から100億円の黒字に下方修正した昨年10月の130円台から、下げ止まる気配はなく、100円割れがすぐそこだ。
「700億円も下方修正して3カ月も経たないうちに、さらに200億円超もマイナス見直し。市場から見放されても仕方がありません。液晶事業の4〜12月期の赤字は数百億円に上るとみられ、3月末までに200億円超の利益を上げて、100億円の黒字を達成するのは厳しい状況です」(同社事情通)
シャープの高橋興三社長は年頭のあいさつで、「難局に全社一丸となって取り組み、改革を加速させる」と意気込んでいたが、この社長が問題で「製造業のことが分からない銀行の操り人形」なんて書かれている。
「再建を支援してきた銀行は液晶をはじめ事業を解体、切り売りし、少しでも債権を回収しようと動いている。市場関係者はそうみています。ただ半導体や原子力などの技術力がある東芝と違い、液晶や複合機事業を売却してシャープに何が残るのかといえば、疑問符が付きますね」(倉多慎之助氏)
液晶事業の売却先の候補には、官民ファンドの産業革新機構が出資するジャパンディスプレイ、台湾の鴻海精密工業などが挙がっている。コピー機やファクスなどの複合機事業も、京セラなど国内の複数の会社に売却を打診と報じられたが、これは「そうした事実はありません」(広報部)と否定した。
「時間が経つほど評価が下がる状況なのに、液晶事業売却は売り値と買い値に1000億円ぐらいの開きがあって、なかなか折り合いがつかないようです。それなのに高橋社長は言葉だけの改革を唱えるばかり、具体的な復活の道筋が見えてこない。愛想を尽かしている社員も多く、『一度潰してゼロから出直した方がいい』なんて声が上がり始めています」(前出の同社事情通)
これから期末に向けて、最大の緊張が走ることになる。
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