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1月5日、東京株式市場で日経平均は続落、序盤は一時123円安。昨年12月東京証券取引所で撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)
日経平均は続落、中国株に左右 2カ月半ぶり安値に
http://jp.reuters.com/article/nikkei-drop-idJPKBN0UJ0DU20160105
2016年 01月 5日 15:24 JST
[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。序盤は売りが先行し一時123円安。上海総合指数.SSECなど中国の主要指数が安寄り後、上昇に転じると、日経平均も一時プラス圏に浮上した。ただ外部環境に対する警戒感は根強く、後場前半は方向感に乏しい展開。中国株が再度マイナス圏に転じると日本株も軟化し、日経平均終値は昨年10月20日以来、約2カ月半ぶりの安値となった。
前日に続き、日本株は中国市場の動向に左右される形となった。中国証券監督管理委員会(CSRC)は、上場企業の大株主・幹部による株式売却を 規制するルールを検討していることを明らかにした。また市場筋によると、中国人民銀行は国有銀行を通じ人民元買い介入を実施したもよう。これらの措置が好感され、3%の下落スタートとなった上海総合指数.SSECはプラス圏に浮上した。
東京市場では中国株がやや落ち着きを取り戻したとの見方から買い戻しが入り、日経平均は一時1万8500円台を回復。一方、119円台と円高基調を続けるドル/円が重しとなった。「週末の米雇用統計やオプションSQ(特別清算指数)算出を前に手掛けにくさが意識されているようだ」(国内証券)との声も聞かれた。
後場後半には上海総合指数.SSECが再度1%超の下げとなり、これに連れる形で日経平均は1万8300円台まで下落した。「中国株は決していい地合いではないが何とか踏みとどまっている。中国景気の減速に対する懸念も、昨年夏ほどの程度までは至っていない印象。ただ明日以降の中国株の動きは不透明であり、短期的に日本株の不透明感も強まっている」(大和証券シニアストラテジストの高橋卓也氏)との見方が出ている。
個別銘柄では、アドヴァン(7463.T)が大幅高。4日、2016年3月期の連結業績予想を上方修正したと発表し、材料視された。主力の建材関連事業の収益が伸長した。半面、サッポロホールディングス(2501.T)は小幅安。16年12月期の連結営業利益が前期推定に比べて約4割増の200億円程度になる見通しとの一部報道を受け、朝方は上昇したものの、買いは続かなかった。
東証1部騰落数は、値上がり796銘柄に対し、値下がりが1009銘柄、変わらずが130銘柄だった。
日経平均.N225
終値 18374 -76.98
寄り付き 18398.76
安値/高値 18327.52─18547.38
TOPIX.TOPX
終値 1504.71 -4.96
寄り付き 1504.69
安値/高値 1498.21─1516.55
東証出来高(万株) 192364
東証売買代金(億円) 22013.08
(長田善行)
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