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新手法「TNGA」によって低重心化や高剛性を実現した新型プリウスの骨格
「走りのプリウスを世界に浸透させる」4代目「プリウス」手がけたトヨタのチーフエンジニア
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160101-00000502-biz_san-nb
SankeiBiz 2016/1/1 15:19
トヨタ自動車が昨年12月9日に発売した主力ハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車が早くも人気を呼んでいる。平成9年の登場から累計350万台超を販売した看板車種の4代目となる新型は、発売時点で予約受注が約6万件に上り納車は4カ月待ちの状態。同社の新たな生産・開発手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を採用した第一弾という大きな使命を帯びる中、開発チームを率いた豊島浩二氏に開発時の状況や狙いを聞いた。
−−燃費が1リットル当たり最高40.8キロと3代目(32.6キロ)から大幅に改善した
「40キロを超える目標を決めていたが、燃費が良いだけのクルマと言われたくなかった。加速や走りの伸びやかさなど走行性能を犠牲にせず、燃費を改善することが一つのハードルだった。空気抵抗を減らし、エンジンの熱効率を上げるなど何度もやり直しを重ねて泥臭く開発してきた成果だ」
−−看板車種として開発で意識したことは
「初代はHVの先駆けで、2代目はハッチバックなど車種を含めた新たな提案、3代目は普及という役割を果たしてきた。ただ、世界市場でHVの認知度は依然として大きくないので、4代目はできるだけ普通のクルマとして受け入れてほしかった。だから、TNGAで新開発したプラットフォーム(車台)は、低重心にして走行しやすくするなど基本性能の向上を進めた」
−−基本性能の改善点は
「幅広い層が乗るので安心、安全、快適がキーワードだった。ただ、全て数値で表わすのが難しい項目だ。例えば、駆動音一つとっても周波数が変わると不快になる。HVシステムの“キーン”という高周波は不快だが、エンジン音は耳に優しい。だから、高周波の音は徹底的に減らすが、エンジン音は少し効かせるなど乗った人のストレスをなるべくなくすことを目指した」
−−TNGA採用車種は2020(平成32)年に販売台数の5割に上る見込みだ
「豊田章男社長からは、『TNGAの第1弾だから背伸びをしなければいけない。それを土台にして次の車種(の性能)も上がる』と言われた。もっと良いクルマづくりを目指して、時間のある限りカイゼンを積み重ねた。設計や生産技術、開発が一つのテーブルで議論し、良いものは取り入れた。例えば、レーザー光線による鋼板の溶接法を採用し、従来のスポット溶接よりも生産ラインを短くできた」
−−プリウスとして初の4輪駆動車を用意した
「HVの良さを幅広いお客さんに享受してほしかったが、2輪駆動車のみの3代目までは降雪地帯では難しい。荒れ地を走るようなクルマではないので、燃費の良さを感じてもらえる4輪駆動にした」
−−小型HV「アクア」も販売する中で位置づけは変化したか
「HV技術の底上げがプリウスの使命だ。アクアも含めてさまざまなHVがあるが、世界市場では認知が大きくないHVを成長させてより浸透させるのが役目だ。HV技術はトヨタが開発するプラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)などの環境車の中核技術にもなる」(会田聡)
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