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東証大引け、6日ぶり反発 値ごろ感と円弱含みで、売買1年ぶり低水準
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXLASS0ISS16_28122015000000
2015/12/28 15:30 日経新聞
28日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反発した。前週末比104円29銭(0.56%)高の1万8873円35銭で終えた。前週末まで5日続落し日経平均には値ごろ感が強まったとの見方が浮上し、見直し買いが優勢だった。円相場がやや弱含み、輸出関連に買いが入って相場を下支えした。もっとも、年末を控えて休暇に入った投資家も多く、売買は1年ぶりの低水準だった。
商社の三井物や住友商、中国関連とされるコマツや日立建機などの上昇が目立った。足元で資源関連には売りが続いたため、売り方の買い戻しが入りやすかった。
外国為替市場で、午前には対ドルで円高方向に振れた円相場がやや円安・ドル高に戻したのも投資家心理の改善につながった。主力の輸出関連には断続的に買いが入り、富士重やマツダは後場に一段高となった。トヨタも小幅に上げて終えた。
もっとも、日経平均は前日まで約600円下落したのに対して28日の上昇は約100円と小幅にとどまった。朝方に発表された11月の鉱工業生産指数は3カ月ぶりに低下し、市場予想も下回って投資家心理を冷やした。28日は12月期決算企業などの配当権利落ち日だったのも重荷となった。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比104.33ポイント(0.76%)高の1万3796.98だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、同13.03ポイント(0.86%)高の1529.22で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆5433億円だった。年末を控えて休暇に入った投資家も多く、2014年12月26日以来、1年ぶりの低水準だった。売買高は15億5526万株。東証1部の値上がり銘柄数は1570と全体の81%を占めた。値下がりは327、変わらずは29銘柄だった。
パナソニックや日立が上げた。経営再建を巡る思惑が広がりシャープとJディスプレの上昇が目立った。30日からTOPIXに組み入れられる日本郵政、かんぽ生命、ゆうちょ銀もそろって上げた。一方、12月期決算企業のキヤノンやブリヂストンが下げた。セブン&アイやファストリが下落した。村田製や日東電も下げた。
東証2部株価指数は続伸した。アートSHDや抵抗器が上げた。一方、象印やSFJが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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