http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/754.html
Tweet |
なぜ東芝がジャンク債になったのか?
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4985710.html
2015年12月23日 NEVADAブログ
東芝がジャンク債に格下げされた理由は、以下の数字を見ればわかります。
有利子負債 1兆3400億円(2015年3月末)
自己資本(5500億円の赤字後) 4,300億円
どうでしょうか?
自己資本の3倍もの借入金を抱えており、すべての資産を売り払っても借金は返せない状態に陥ってしまっているのです。
しかも、今後仮に4300億円の追加損失が出てくれば、自己資本ゼロ乃至はマイナスとなる中、借金が1.3兆円も残るという、到底生きていけない会社となる恐れがあるからなのです。
しかも、この5500億円の赤字も株を売り払い利益を出してとなっており、実際には7000億円を超える赤字になるとなっており、想像を絶する惨状となっていることが分かります。
日立・東芝・三菱電機と3大重電機メーカーとして君臨してきたあの東芝が誰もが想像すらできない惨状に陥っていると言えるのです。
ここから東芝がどのような回復を見せるのかとなりますが、問題は原子力関連となります。
ここで収益を上げることが出来ない場合、稼げる分野がなくなり、三洋のように事実上解体され消滅するという運命に陥るかも知れません。
では政府は救済するでしょうか?
今、政府にとり、緊急の問題はシャープをどうするかとなっておりとても東芝まで手が回りません。
東芝の赤字の問題は官邸で協議がされたと言われていますが、まずはシャープをどうするのか。
年末・年始に民事再生法を申請させてから再建策を策定させるのかも知れませんが、過去のしがらみをとるためにも東芝も同じ道を歩みましても何ら不思議ではありません。
既に三洋電機が消滅しておりシャープが消えれば、関西家電メーカーではパナソニックだけが生き残ることになり、東芝が消えれば関東では日立・三菱電機が生き残ることになりますが将来この2社が合併し巨大重電機メーカーになるかも知れません。
縮小する日本の中では自然と淘汰が進みます。
エコポイント補助金で浮かれた家電業界ですが、政府に頼ったために苦境に陥ったともいえ、それでいけば
自動車業界も同じ道を歩むかも知れません。
トヨタ・日産を中心に業界が集約が進むかも知れませんが、軽自動車メーカーが販売不振で再編となるかも知れません。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民103掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。