http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/637.html
Tweet |
三井物産の安永社長(左)と飯島会長/(C)日刊ゲンダイ
三井物産 商社3位転落で「飯島会長vs安永社長」覇権争い
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/171960
2015年12月19日 日刊ゲンダイ
32人抜きの大抜擢で、今年4月に社長交代したばかりの三井物産だが、売り上げに占める資源の比率が高く、業績は低迷中だ。16年3月期決算で伊藤忠が総合商社トップ、2位は三菱商事。物産は大きく後退して3位に転落する。
業績が悪くなるとゴタゴタが起こるのが世の常だ。ここでは飯島彰己会長(65)と安永竜夫社長(55)が主導権争いを激しく演じ、内紛の様相を呈している。原因は飯島会長が「社長をやれたのは最後の1年だけだった(前任の槍田松瑩会長がずっと院政を敷いてきたということ)」と言い出したこととされる。当初は返上するとした代表権をすぐ復活させたように、飯島会長は着々と院政を目指しているという。
飯島会長は財界活動でも張り切っている。
「経団連の榊原会長(東レ相談役)が無理を言えるのは、同じ三井グループの三井物産の飯島会長(経団連副会長)と三井不動産の岩沙弘道会長(元経団連副会長、現審議員会議長)の2人だけだそうです。飯島会長は、TPP交渉の最終舞台となった米国アトランタのホテルにも姿を見せました。榊原さんに頼まれて、討議場から出てきた甘利TPP担当相に『お疲れさまでした』と声を掛けるために待機していたようです。『そんなことのためにわざわざ米国まで行ったのか』と他の経団連副会長は眉をひそめていました」(経済ジャーナリスト)
経団連は米倉弘昌前会長の時代に安倍首相から嫌われた苦い経験があり、政権追随が目に余るが、榊原経団連会長を飯島会長が支えている状態だ。
飯島会長は今月9日、国際的なビジネスで功績のあったリーダーを表彰する米アイゼンハワー賞を受賞した。日本人では初である。
「安永社長はまだ就任1年目ですから、さすがに来年の交代はないでしょう。ただ、経営の主導権をめぐって、社長VS会長の社内のバトルはますます激しくなりそうです」(前出の経済ジャーナリスト)
安永社長は昨年の社長レースで下馬評にまったく上がらなかった。この時、安永氏の後塵を拝した化学品畑出身の本坊吉博専務(58)やエネルギー畑出身の加藤広之専務(59)などが経営陣に残っており、安永体制を確立したい現社長と実力会長として社内を把握したい飯島会長は、16年3月期の役員人事でも激しいつばぜり合いを演じている。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民103掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。